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第145回天皇賞(春)

天皇賞春の予想を行う上で昨年のG1を振り返る。

尚、初めにお断りしておくが、私はオルフェーブルの強さについて
絶対視していないスタンスなのでそのつもりでお読みください。

■昨年の天皇賞春
まずは天皇賞春のラップの比較を行う。

2012天皇賞春01


昨年の天皇賞春はラップを見ていただければわかるが
後6Fからスパートが始まったロングスパートの消耗戦であった。



例年の天皇賞春のラップが最後は瞬発力戦(右肩下がり)になるのとは対照的に
右肩上がりのグラフとなっている。

この点から言えることは、昨年の覇者ヒルノダムールは
通常の天皇賞春のラップを勝ったわけではないので
今年も好走できるかどうか非常に怪しいということである。

一方一昨年のジャガーメイルのラップは非常に優秀で
平年並みで推移しているが、最後に平年を大きく上回る加速ラップになっている。

こちらは例年通りの天皇賞春のラップであれば非常に有力な1頭と言ってよい。


■有馬記念
昨年の有馬記念は3冠馬オルフェーヴルの圧勝に合わったが
これにも少しケチを付けたいと思う。

それは勝ちタイム
有馬記念の前予想日記(別サイト)でも書いたが、3歳馬が有馬記念を勝つ場合
スローペースの勝ちタイムが遅い年に多い。

有馬記念の勝ちタイム別に年齢別の成績を調べてみると
<2.31.9以下>
◆年齢別集計
集計期間:2003.12.28 ~ 2009.12.27
----------------------------------------------------
年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
----------------------------------------------------
3歳 0- 3- 1- 2- 2-16/24 0.0% 12.5% 16.7%
4歳 5- 0- 0- 2- 1- 7/15 33.3% 33.3% 33.3%
5歳 1- 1- 3- 1- 0-16/22 4.5% 9.1% 22.7%
6歳 0- 0- 0- 1- 2-11/14 0.0% 0.0% 0.0%
7歳以上 0- 2- 2- 0- 1- 7/12 0.0% 16.7% 33.3%
----------------------------------------------------
★3歳馬の勝ち星は無く、ディープインパクトさえ2着に負けた。

<2.32.0以上>
◆年齢別集計
集計期間:2001.12.23 ~ 2011.12.25
----------------------------------------------------
年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
----------------------------------------------------
2歳 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
3歳 4- 1- 1- 2- 1-10/19 21.1% 26.3% 31.6%
4歳 1- 2- 2- 1- 1-11/18 5.6% 16.7% 27.8%
5歳 0- 1- 1- 1- 2-12/17 0.0% 5.9% 11.8%
6歳 0- 1- 1- 1- 1- 7/11 0.0% 9.1% 18.2%
7歳以上 0- 0- 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0%
----------------------------------------------------
★1着は3歳馬の圧勝で4勝(5レース中)

どうしてこのようになるかというと
スローの瞬発力戦の場合斤量差が響いてくるからである。

前にも述べたが斤量が重くなる程、トップスピードに影響が出てくると思われる。

ましてや今年の有馬記念の上位馬の秋のG1での成績を見てみると

順位 馬名 秋天 JC
1 オルフェーヴル - -
2 エイシンフラッシュ 6 8
3 トゥザグローリー 5 11
4 ルーラーシップ - -
5 トーセンジョーダン 1 2
6 ヒルノダムール - -
7 ブエナビスタ 4 1

最強馬ブエナビスタと天皇賞秋とJCで死闘を演じたトーセンジョーダン が馬群に沈み
天皇賞秋かJCのどっちか(もしくは両方)凡走した、実力馬が上位に来ている。

個人的にはブエナビスタとトーセンジョーダンは激戦の2戦で接戦を演じた疲労が
有馬記念の敗因だと思っている。

つまり、オルフェーヴルは展開面と斤量面も味方し、相手関係も古馬トップクラスの2頭が疲労で
能力を発揮できない状況で、4歳で伸び悩んでいたエイシンフラッシュとトゥザグローリーに勝ったに過ぎない。

と、妄想をしている。

■菊花賞と天皇賞春の関係
オルフェーヴルにも買い材料はある。
菊花賞を勝ち、4歳春に天皇賞春を制した馬は2001年以降
ディープインパクト
ヒシミラクル
マンハッタンカフェ
の3頭がいる。

これらの馬の共通点
そして菊花賞で4着以下に負けたにも関わらず、天皇賞春で巻き返した
メイショウサムソン
ゼンノロブロイ
ヒルノダムール
の共通点を探っていて気が付いたことがある。

上記の菊花賞>天皇賞春を制した馬の菊花賞は
後半のラップが瞬発力型になっている。
一つの基準としては
○後3Fが35.4以下
○後2Fが23.9以下
のレースである。

つまり最後までバテていないのである。

例えば、菊花賞レコードのソングオブウインドのAve-3Fは37.3である。
それより200m長い天皇賞春で
マイネルキッツ 36.81
メイショウサムソン 36.78
ディープインパクト 36.90
とそれより遥かに早いペースである。

古馬G1である天皇賞春の方が遥かにレベルが高いのである。

この天皇賞春に通用するには
菊花賞を勝った時に、消耗型の右肩上がりのラップではダメで
勝ちタイムは遅くとも最後まで右肩下がりの瞬発力型(バテテいない。余力がある。)
のラップである必要があるのではないだろうか。

そして昨年菊花賞を勝ったオルフェーヴルのレースも瞬発力型である。
天皇賞春を好走するだけの能力の下地はあると思われる。


■トーセンジョーダンは3000超を克服できるか

私が最初にトーセンジョーダンに注目したのはアルゼンチン共和国杯である。
このレースは超ハイラップを刻んだレースで非常にレベルの高いものであった。

ここで2004年以降の2500mの勝ちタイムの早いベスト5を紹介すると
日付 開催 レース名 馬名S 馬場状態 走破タイム 着差 Ave-3F 上り3F
41226 5中8 有馬記念G1 ゼンノロブロイ 良 2295 -0.1 36.06 35.3
50521 3東1 目黒記念HG2 オペラシチー 良 2298 -0.1 36.19 35.2
101107 5東2 アルゼンHG2 トーセンジョーダン 良 2300 -0.3 36.25 35.2
91227 5中8 有馬記念G1 ドリームジャーニー 良 2300 -0.1 36.25 35.2
81228 5中8 有馬記念G1 ダイワスカーレット 良 2315 -0.3 36.35 36.4

となる。

これらのレースの上位馬が、3000m以上のG1でどんな成績を残しているかを調べてみると
<2004年有馬記念>
1 ゼンノロブロイ 天皇賞春2着
2 タップダンスシチー
3 シルクフェイマス 天皇賞春3着
<2005年目黒記念>
1 オペラシチー 菊花賞3着
2 ウイングランツ
3 ダディーズドリーム
<2009年有馬記念>
1 ドリームジャーニー 天皇賞春3着
2 ブエナビスタ
3 エアシェイディ
<2008年有馬記念>
1 ダイワスカーレット
2 アドマイヤモナーク 天皇賞春6着
3 エアシェイディ

この結果から察するにトーセンジョーダンは3000m以上のG1をこなしても少しもおかしくない
ことになる。

4歳馬がやたらと人気になっているようだが、対してレベルの高いわけでもない4歳馬より
個人的な注目馬は
ジャガーメイル
トーセンジョーダン
である。
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ジャンル : ギャンブル

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