第63回安田記念 回顧(追記有)

3年連続の的中はならなかった安田記念の回顧を行う。




1-2着が東京芝G2以上の重賞実績の無い馬では的中するのは難しかった。

まずは、今年のレースラップ

2013安田記念06


前半はやや平均より早く、後半は平均よりかなり早い。
1.31.5の昨年のレコードにわずかに0.2秒遅い勝ちタイムだが、昨年が完全な消耗戦だったに対して今年はそれ程消耗戦ではない。

土曜日の暫定的な馬場差の計算で、平均ペースで1.31.7~8と予測していたので、まあ予想の範囲内であった。(かなりの高速馬場)



さて、今年の安田記念を終わって2つの事に留意したい。

1つはNHKMCの日記にも書いたが(昨年の日記でも書いた記憶があるが)、「東京芝1600mは2000mを超えるスタミナが必要なコース」という格言めいたものがやはり既に時代遅れなものだと一層実感したことである。

勝ったロードカナロアはもちろん、僅差の5着にサクラゴスペルが入った。

そもそも東京芝1600mがスタミナが必要と言われていたのは、中距離馬が好走するケースが多かったからで、
その理由も前に書いた通り、直線の長い東京コースでは道中が緩み(ペースを上げ過ぎると直線の最後まで持たないと考えるから)、直線勝負の瞬発力戦になりやすい。
これが中距離馬の追走を楽にし、中距離と似たようなラップの波形を描いていた。

それが持続力を要求されるスプリンターには合わなかっただけで、実際に同じ1600mで必要なスタミナに差があると考えることの方がおかしい。

それが時代ともに、道中の緩みがなくなり勝ちタイムが早くなったことで、スプリンターでも台頭しやすい下地が出来上がりつつある。


つい最近、同じラップ分析を行われているこちらのブログでも同じようなことを述べられている。


ラップ分析を行っていると、そう考えないと辻褄の合わない現象に出会うので、似たような結論に導かれるのだと思う。


また、中京コースに坂でできて、よりタイトなコースになった事も原因の一つかもしれない。


では、何故中距離馬のショウナンマイティが好走できたのかというと、そのヒントは参考にしているこちらのサイトのコメントのやり取りの中にあると思う。


ようはショウナンマイティの前走の上り5Fが56.1(推測MAX値が55.5くらい)であり、テンの3Fを上手く追走できれば好走できる可能性はあると指摘されている。


つまり、後5Fを速いタイムでロングスパートできる中距離馬は、マイルでも好走できる可能性があるということである。但し、その前提として該当馬の操縦性能や展開面などの運に左右される条件も多く、やはり軸には不向きなケースだったと今でも思っている。




次に、今回の好走でショウナンマイティが宝塚記念に出走した場合、人気の1頭になることは間違いない。
しかし、1.31.5というレコードタイムに近い決着の疲労を忘れてはならない。


ダービーの時にも指摘したが、競走馬は生き物なのである。
極限のレースを走った後は疲労が残りやすい。

今年は昨年ほど消耗型のラップになっていないので、確実に極限のレースだったとは言えないのだが・・・。しかもやっかいな事に、もし疲労をしていたとしても調教などで見抜くことが極めて難しいという点である。実際ダービーの調教でロゴタイプやコディーノの体調に不安ありと指摘できたニュースやブログをみた記憶が無い。(2頭の敗因が疲労という前提だが)


私がこの疲労がレースの結果に重大な影響を与えていると気が付いたのは、秋のある重賞レースがきっかけである。そのレースはどう考えても能力の高い馬が原因不明で毎年のように負けるケースが多発している。

その原因をいろいろ考えていくと、特定の条件が揃うと競走馬に疲労が溜まって負けているのだという結論に達した。そのレースでも、私が「この馬は疲労条件が揃っているので危ない」と思っていても、調教で絶賛されていることが多い。


宝塚記念ではショウナンマイティは(どうせ人気を集めるし)少し疑ってかかるくらいが丁度良いと思う。


ちなみに過去3回、安田記念が1.32.0以下で決着した年がある。

該当年の1-5着馬の次走の成績は
◆馬場状態別集計
本レースより後の1走
集計期間:2010.10.10 ~ 2012.10.20
------------------------------------------------------------------
馬場状態 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
------------------------------------------------------------------
芝 0- 1- 0- 4- 0- 9/14 0.0% 7.1% 7.1% 0 13
------------------------------------------------------------------

唯一2着に入っている馬は3歳馬だったリアルインパクトのみである。




≪追記≫

成績表を眺めていて気が付いたんですが

●ロードカナロアVSサクラゴスペル
高松宮記念 0.3秒差
安田記念 0.4秒差

●ショウナンマイティVSダークシャドウ
大阪杯 0.4秒差
安田記念 0.4秒差

●マイネイサベルVSヴィルシーナ
VMC -0.1秒差
安田記念 0.1秒差


こうしてみると殆ど前走の力関係は変わっていないので、本来であれば
3着のダノンシャークの前にグランプリボスとカレンブラックヒルがいないとおかしいんですがね・・・。
そうなると、2頭は勝ち負けを争っていたはずで(笑)

ボスは多少の不利があったとして、カレンは調子が悪かったんでしょうかね。



スポンサーサイト

テーマ : レース回顧
ジャンル : ギャンブル

コメントの投稿

非公開コメント

こんばんは、以前からブログを拝見していた者です。以後おみしりおきを…

ニュージーランド35.0
NHKマイルC34.6
毎日王冠34.3
天皇賞34.5
マイラーズC35.1

そして…
安田記念34.6

そーいう事なのかなと思います。

Re: タイトルなし

匿名希望さん

こんばんは。初めまして。
そしてコメントありがとうございます。

なるほどつまりはカレンブラックヒル切れる脚が無いという事ですね。
納得です。


今後はスローの瞬発力戦では軽視した方が良さそうですね。


でも毎日王冠のあのハイペースで34.3が出せるなら今回もう少し上りが速くても良さそうな気もしますが・・・。(+αの理由もありそうな気が)


それとボスは33秒台の脚も繰り出せるのに、多少の不利があったとはいえ0.7秒差は負け過ぎな気もしてます。何か他にも原因が無かったのかいろいろ調べてみることにします。


いずれにしてもカレンのジリ脚には気が付いてなかったので、参考になりました。
ありがとうございます。

こういうアドバイスを頂戴できるのは大変ありがたいです。

よくぞ1番人気になってくれてと思ってたんですが、強かったですね~撃沈です。宝塚記念踏ん張ります。

Re: タイトルなし

虎絆さん

強かったですね。
秋はどういった路線を進むのか興味深いです。

(荒れそうにないけど難しそうなので)宝塚は見るレースだと思ってますw

最近G1に対する思い入れが少なくなってきました(笑)

賭神さん、こんばんは。

匿名希望さんも書いてますが、私もカレンブラックヒルは高速決着には向いていないかなと思います。

ただ、出来は間違いなくマイラーズかっぷくよりも上に仕上がってました。

原因は58キロという斤量ではないかと思います。この馬は馬格がなく、470キロ前後の馬体です。
58キロは厳しいように思います、

ボスは前半かなり掛かってました。
レース映像でもはっきりわかるくらいに、首を振っていました。
リズムのいい走りではなかったのでしょう。

Re: タイトルなし

かずやさん

コメントありがとうございます。
自分に足りない部分をこうして、アドバイスいただけるのは本当に助かります。

カレンは斤量ですか。
マイラーズCで58kgの0.1秒なら大丈夫かと思ったのですが
もう1段階上のレベルであるG1+不向きな高速馬場で惨敗したということでしょうかね~。

重ねてお礼申しあげます。

プロフィール

Toshin

Author:Toshin
2017年2月以降の記事から月額の有料記事になりました。
それ以前の記事は殆ど無料でご覧になれます。



時々つぶやいてます。
https://twitter.com/HaretaraToshin

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブログ内検索
リンク
アクセスカウンター
カテゴリー
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: