第46回報知杯フィリーズレビュ予想ー~その④~
本日は上位人気が予想される
アイムユアーズ
アンチュラス
イチオクノホシ
ファインチョイス
について触れたいと思う。
■イチオクノホシについて
まずイチオクノホシはクイーンCの時に触れたが「瞬発型」タイプだと思っている。
その理由は
・サフラン賞はレース上り3F(11.4-11.5-11.5)を33.4で差し切っている。
・今年の阪神JFは例年と比較するとややスローの瞬発力戦
・スローの瞬発力戦であるクイーンCで2着
少なくとも「持続力」の能力は一度も発揮していない。
よって切る予定。
■ファンタジーS組について
次にファンタジーS組の3頭であるが
ファンタジーSは京都1400外回りで行われるので瞬発型コースでの開催となる。
基本的にはFレビューとの関連性は低い。
アイムユアーズ
アンチュラス
イチオクノホシ
ファインチョイス
について触れたいと思う。
■イチオクノホシについて
まずイチオクノホシはクイーンCの時に触れたが「瞬発型」タイプだと思っている。
その理由は
・サフラン賞はレース上り3F(11.4-11.5-11.5)を33.4で差し切っている。
・今年の阪神JFは例年と比較するとややスローの瞬発力戦
・スローの瞬発力戦であるクイーンCで2着
少なくとも「持続力」の能力は一度も発揮していない。
よって切る予定。
■ファンタジーS組について
次にファンタジーS組の3頭であるが
ファンタジーSは京都1400外回りで行われるので瞬発型コースでの開催となる。
基本的にはFレビューとの関連性は低い。
しかし過去にはファンタジーSから
ワンカラット
アストンマーチャン
という2頭の勝ち馬が出ている。
まずこの2頭がが何故Fレビューで勝ったのかを、
ファンタジーSのラップを使って説明する。

アストンマーチャンの場合は簡単で、例年と比較して超ハイペースの持続力戦に自分で持ち込みそれで勝っているからである。グラフを見れば如何にハイラップで逃げていたかがわかる。
次にワンカラットであるが一転して超スローの瞬発力戦となっている。
このレースの勝ち馬はイナズマアマリリスでワンカラットは2着に負けている。
よってこのレース自体はFレビューとの関連性は全くない。
ワンカラットは適性外のレースを能力で2着まで持ってきたのである。
実はワンカラットの持続力戦への適性はその前のデイリー杯2歳Sで示されている。
コースは京都1600外なので瞬発力戦になるコースなのだが。
この年のデイリー杯はレコード決着で34.5-23.4-35.4となっており
中間の2Fが23.4(これはかなりハイペース)
上りの3Fが前3Fより0.9秒も遅いという京都1600m外では珍しいレースとなった。
ワンカラットはこのレースで牡馬に交じって5着に好走している。
また、ワンカラットの年のFレビューのラップを見てみると
例年と比較して瞬発力型のラップ(後3Fからの加速ラップ)になっていることがわかる。

これもワンカラットには幸いしたと思われる。
よって、ファンタジーS組がFレビューで好走するには
○ファンタジーSが持続戦になっている
○ファンタジーS以外で持続力戦への適性を示している
のどちらかが必要となる。
さて、今年のファンタジーSであるが、再度ご覧いただきたい。
この中に今年のラップも入れてある。

今年は例年と比較すると前半が速く、後半右肩上がりの持続型のレースとなっている。
但し、アストンマーチャンの年と比較すると、遥かに例年の波形に近いので
果たして持続型のレースに対応できるかどうかの判断が難しい。
そこでファンタジーS以外のレースを見てみる。
<函館2歳S>
1200m戦を勝っているので持続力戦への適性はあると思うだろうが
2006年以降の2歳1200m重賞2着以内馬がFレビューに出走した場合の成績は
◆レース名別集計
本レースより後の7走/コース:阪神・芝1400
集計期間:2007. 3.11 ~ 2011. 3.21
ソート:着別度数順
------------------------------------------------------------------------
レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
------------------------------------------------------------------------
フィリーG2 1- 0- 0- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0% 25.0% 27 27
------------------------------------------------------------------------
と決して良いものではない。
また、今年の函館2歳Sは例年と比較すると、中盤に緩みが生じたやや瞬発力戦
となっている。

これが1200m戦が緩んだから1400m戦でちょうど良いのか
瞬発力が問われたのでFレビューでは厳しいのか判断が現時点でついていない。
ここで整理をするとアイムユアーズは
・函館2歳Sは1200m戦としてはやや瞬発力が問われている。
・ファンタジーSは、例年よりやや持続力が問われた。
・阪神JFはスローの瞬発力戦
という戦歴で
アンチュラスとファインチョイスを最も引き離したのがスローの瞬発力戦の
阪神JFというのが気になる点である。
これを成長力と捉えるか瞬発力戦向きと考えるか判断に悩む。
いずれにしても1番人気だとすると本命にするにはリスクが大きな馬という判断である。
もし、これでアイムユアーズが勝つようだとこの馬の能力は相当高いことになる。
そしてもう1点気になる点がある。
ファンタジーSの同日に2歳500万京都芝1400内回りのレースがあり
プレノタートが勝っている。勝ちタイムは1216であり、ファンタジーSのタイム1213と0.3秒しか違わない。
通常京都1400外のタイムの方がやや早くなるので、両者の差は殆どないことになる。
果たしてプレノタートは阪神JFに出走して15番人気の低評価を覆して、
7着(0.6秒差)に健闘している。
2着に入ったアイムユアーズとは0.2秒の差しかない。
つまりファンタジーSの0.3秒差からさほど変わってないということになる。
ここで注意をしたいのは、阪神JFは瞬発力戦であったという点である。
プレノタートはジャングルポケット産駒でもあり、血統的にはどちらかというと持続力戦向きの馬である。
今度持続力を問われるFレビューを舞台としたときに、アイムユアーズに人気ほどの優位性はあるのだろうか。
こうしてアイムユアーズの能力に疑問符がつくとなると、アンチュラスやファインチョイスはどうなのだろうか。
少なくともファンタジーSの3頭は下記の2点を満たしているとは言い難い気がする。
○ファンタジーSが持続戦になっている
○ファンタジーS以外で持続力戦への適性を示している
もう少し週末までじっくり考えてみたい。
ワンカラット
アストンマーチャン
という2頭の勝ち馬が出ている。
まずこの2頭がが何故Fレビューで勝ったのかを、
ファンタジーSのラップを使って説明する。

アストンマーチャンの場合は簡単で、例年と比較して超ハイペースの持続力戦に自分で持ち込みそれで勝っているからである。グラフを見れば如何にハイラップで逃げていたかがわかる。
次にワンカラットであるが一転して超スローの瞬発力戦となっている。
このレースの勝ち馬はイナズマアマリリスでワンカラットは2着に負けている。
よってこのレース自体はFレビューとの関連性は全くない。
ワンカラットは適性外のレースを能力で2着まで持ってきたのである。
実はワンカラットの持続力戦への適性はその前のデイリー杯2歳Sで示されている。
コースは京都1600外なので瞬発力戦になるコースなのだが。
この年のデイリー杯はレコード決着で34.5-23.4-35.4となっており
中間の2Fが23.4(これはかなりハイペース)
上りの3Fが前3Fより0.9秒も遅いという京都1600m外では珍しいレースとなった。
ワンカラットはこのレースで牡馬に交じって5着に好走している。
また、ワンカラットの年のFレビューのラップを見てみると
例年と比較して瞬発力型のラップ(後3Fからの加速ラップ)になっていることがわかる。

これもワンカラットには幸いしたと思われる。
よって、ファンタジーS組がFレビューで好走するには
○ファンタジーSが持続戦になっている
○ファンタジーS以外で持続力戦への適性を示している
のどちらかが必要となる。
さて、今年のファンタジーSであるが、再度ご覧いただきたい。
この中に今年のラップも入れてある。

今年は例年と比較すると前半が速く、後半右肩上がりの持続型のレースとなっている。
但し、アストンマーチャンの年と比較すると、遥かに例年の波形に近いので
果たして持続型のレースに対応できるかどうかの判断が難しい。
そこでファンタジーS以外のレースを見てみる。
<函館2歳S>
1200m戦を勝っているので持続力戦への適性はあると思うだろうが
2006年以降の2歳1200m重賞2着以内馬がFレビューに出走した場合の成績は
◆レース名別集計
本レースより後の7走/コース:阪神・芝1400
集計期間:2007. 3.11 ~ 2011. 3.21
ソート:着別度数順
------------------------------------------------------------------------
レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
------------------------------------------------------------------------
フィリーG2 1- 0- 0- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0% 25.0% 27 27
------------------------------------------------------------------------
と決して良いものではない。
また、今年の函館2歳Sは例年と比較すると、中盤に緩みが生じたやや瞬発力戦
となっている。

これが1200m戦が緩んだから1400m戦でちょうど良いのか
瞬発力が問われたのでFレビューでは厳しいのか判断が現時点でついていない。
ここで整理をするとアイムユアーズは
・函館2歳Sは1200m戦としてはやや瞬発力が問われている。
・ファンタジーSは、例年よりやや持続力が問われた。
・阪神JFはスローの瞬発力戦
という戦歴で
アンチュラスとファインチョイスを最も引き離したのがスローの瞬発力戦の
阪神JFというのが気になる点である。
これを成長力と捉えるか瞬発力戦向きと考えるか判断に悩む。
いずれにしても1番人気だとすると本命にするにはリスクが大きな馬という判断である。
もし、これでアイムユアーズが勝つようだとこの馬の能力は相当高いことになる。
そしてもう1点気になる点がある。
ファンタジーSの同日に2歳500万京都芝1400内回りのレースがあり
プレノタートが勝っている。勝ちタイムは1216であり、ファンタジーSのタイム1213と0.3秒しか違わない。
通常京都1400外のタイムの方がやや早くなるので、両者の差は殆どないことになる。
果たしてプレノタートは阪神JFに出走して15番人気の低評価を覆して、
7着(0.6秒差)に健闘している。
2着に入ったアイムユアーズとは0.2秒の差しかない。
つまりファンタジーSの0.3秒差からさほど変わってないということになる。
ここで注意をしたいのは、阪神JFは瞬発力戦であったという点である。
プレノタートはジャングルポケット産駒でもあり、血統的にはどちらかというと持続力戦向きの馬である。
今度持続力を問われるFレビューを舞台としたときに、アイムユアーズに人気ほどの優位性はあるのだろうか。
こうしてアイムユアーズの能力に疑問符がつくとなると、アンチュラスやファインチョイスはどうなのだろうか。
少なくともファンタジーSの3頭は下記の2点を満たしているとは言い難い気がする。
○ファンタジーSが持続戦になっている
○ファンタジーS以外で持続力戦への適性を示している
もう少し週末までじっくり考えてみたい。
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