第56回サンケイスポーツ賞フローラS(上位人気予想馬)
ネットケイバコムを見ると、フローラSの人気はフラワーC組が上位に来ているようです。
確かに阪神JF1-2着組が桜花賞で結果を残しましたので、阪神JF3着のユーバーレーベンが人気になるのも頷けます。
しかし考えてみると
阪神JF(阪神1600m)>桜花賞(阪神1600m)
阪神JF(阪神1600m)>フローラS(東京2000m)
かなり条件が変わる気がするのですが、本当に信頼できるのでしょうか。
まずは、フラワーCのラップバランスを見てみます。

今年のフラワーCはラップバランスが-2.3でかなり後傾ラップだった事がわかります。
このバランスで差し損ねたユーバーレーベンは確かに強そうに思えます。
ここで思い出して欲しいのですが、前回の記事で後ろから追い込むタイプの馬で前走重賞組は1頭も3着以内がいませんでした。
次にこちらをご覧ください。

この表は今年と同じように後4Fが47.9以下でラップバランスが-1.0以上だった、比較的今年と似た傾向のフラワーCにおいて
フラワーCの着順と上り順位の関係とフローラSの着順をまとめたものです。
例えばフラワーC2着で上りが6位だった馬はフローラSで8着でした。
この表を見ると4着以内で上り3位以内だった馬は3頭中2頭がフラワーCの3着以内に好走しているのがわかります。
しかしサンプル数が少なすぎて信頼性に乏しいです。
(また前でレースをした馬もフローラSで好走してる)
次に下の表を見て欲しいのですが、これは上の表でフラワーCの3着以内に好走した馬をまとめたものです。
ポイントが2つありまして
① フラワーCでは後方で競馬をしてもフローラSでは前目でレースをしているケースが多い
③ ★の印はフラワーCが初重賞だった馬です。
つまりフラワーCは初重賞で多少後ろで競馬をしても、フローラSで前目で競馬をしたような馬が好走しているという傾向が伺えます。※フローラSで後方から好走した馬も、前走未勝利が多い
ユーバーレーベンは札幌2歳Sから重賞を既に3回も走っている馬です。
しかも全てのレースが位置取り10番手以下からのレースで、出足が遅いタイプです。
正直過去のフローラSの好走馬タイプとは全く合いません。
ちょっと危険な人気馬ではないでしょうか。
2番人気予想のオヌールは前走32.7(上り2位)の速い脚を使った馬ですよね。
ここでちょっと意外なデータをお見せします。

上の表は前走の上り順位別の成績です。
左側が全出走馬でして、右側が前走1着の馬です。
結論から申し上げると
上り1位2位の馬は好走した述べ頭数こそ多いですが(まあ当たり前ですけど)
回収値という視点で見ると、前走上り5位6位の馬が穴を開けています。
具体的には以下の馬ですね。

今年の登録馬で前走上り5位・6位は次の3頭ですね。

注目しましょう。
次回はとっても意外なフローラSの好走条件を発表予定です。
これで人気薄の意外な馬が浮き出てきます。
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