第81回桜花賞(ラップバランスの予想②)
出走馬が確定しました。
前走3角3番手以内の馬は次の通りです。

こうなるとやはり気になるのは速いペースを刻んでいる2頭がいる事です。
そこで2007年以降の桜花賞出走馬で、前走のAve-3Fが速い馬がいた年を調べてみました。

この表を作ってわかった事は
前走Ave-3Fが34.5以下の馬が複数いる年はペースが速くなるという事です。
恐らく競い合うからでしょう。
最も速いペースを経験した上2頭がいた年は桜花賞はスローでした。
1頭しか速いペースを経験した馬がいなかったからでは?
その視点で今年の出走馬を調べてみると

Ave-3Fが34.5以下が3頭います。
その他に出そうと思えば簡単に34.5以下で先行できるメイケイエールもいます。
今年のラップバランスは+(プラス:ハイペース寄り)になるんじゃないでしょうか。
そこで改めて出走馬のラップバランス経験表を見てみます。

マイナスを記録した馬は好走が難しいと判断すると、表中のクイーンC以下のレースで好走した馬が今年の桜花賞の狙ってみたい馬になるかと思います。
そこで気になるのがソングラインですね。
前走紅梅Sを0.5秒差で圧勝しています。
今年は中京開催でした。
変則開催なので、ファルコンS(3月)とラップバランスを比較してみると

中京芝1400mは基本的には前傾ラップになるコースです。
なので差しが決まりやすいです。
◆脚質上り別集計
集計期間:2013. 3.16 ~ 2021. 3.20
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脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
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平地・逃げ 1- 0- 0- 0- 1- 5/ 7 14.3% 14.3% 14.3% 108 22
平地・先行 2- 4- 3- 2- 0- 16/ 27 7.4% 22.2% 33.3% 320 149
平地・中団 2- 3- 3- 4- 6- 33/ 51 3.9% 9.8% 15.7% 20 43
平地・後方 2- 0- 1- 1- 0- 27/ 31 6.5% 6.5% 9.7% 32 44
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◆脚質上り別集計
集計期間:2013. 3.16 ~ 2021. 3.20
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脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
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3F 1位 4- 0- 2- 1- 0- 4/ 11 36.4% 36.4% 54.5% 183 190
3F 2位 0- 1- 0- 0- 0- 3/ 4 0.0% 25.0% 25.0% 0 60
3F 3位 0- 1- 2- 1- 0- 6/ 10 0.0% 10.0% 30.0% 0 63
3F ~5位 1- 1- 2- 2- 2- 4/ 12 8.3% 16.7% 33.3% 68 95
3F 6位~ 2- 4- 1- 3- 5- 64/ 79 2.5% 7.6% 8.9% 108 47
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そして今年の紅梅Sはラップバランスが2.1でした。
過去のラップバランスが2.0以上だったレースを見てみると
20年 2.0(重) 4-4で2着のラウダシオンが次走NHKMC1着
16年 6.4(不良) 2-2で3着のシゲルノコギリザメが次走橘S3着(シンザン記念3着の実績もあり)
15年 2.5(稍重) 4-3で1着のタガノアザガルが次走NHKMCで18着
14年 3.3(良) 6-6で4着ベルルミエールが次走NZTで3着
タガノアザガル以外の先行していた馬は次走好走しています。
タガノアザガルが凡走したのは単にレベルが低かったからだと思います。

稍重とはいえ、前半も平均より遅いのに後半も失速しています。
歴代のファルコンSで後1Fが12.5を超えているのはこの年だけです。
そして紅梅S(1月)ですが
ラップバランス2.1でソングラインは3-4の位置取りで上り1位で1着(0.5秒差)です。

前半4Fまではかなりのハイペースで先行馬にきつかったレースだと思います。
その割に後半失速していません。
勝ちタイムも1週前の2勝Cとほぼ同じタイムです。
そして超久しぶりにタイム指数を算出してみました。
阪神JF 107(-0.5)
紅梅S 108(2.1)
クイーンC 99(0.3)
チューリップ賞 102(-1.6)
フィリーズレビュー 101(1.8)
※()内数値はラップバランス
ラップバランスがマイナスなのに指数107の阪神JFが最もレベルが高いと思いますが、紅梅Sも108なので優秀です。
狙ってみたい1頭ですね。
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