第81回桜花賞(ラップバランス)
過去の桜花賞のラップバランスは次の通りです。

最大値3.1
最小値-4.0
つまり年によってペースがバラバラという事です。
上記のデータを順番に並べてグラフ化すると

どこかのゾーンに固まっているというより
割と均等に最大値から最小値まで出現しています。
ペースが変われば、好走馬も変わるはずなので
桜花賞ではどういうラップバランスになるのか、予想するのが非常に大事であるという事になります。
そしてこのラップバランスをある程度予想できたとして
各年で好走馬を見抜くことができたのかどうかを検証していきます。
話をわかりやすくするために2019年から見ていきます。
※2020年は重馬場で少し特殊なので

対象としているレースはOP特別か重賞の芝1400m~1800mです。(2歳10月以降)
上記の条件レースで2着以内馬がいた場合は対象としています。
2019年はラップバランスが-2.7というかなりのスローでした。
なので、この「-2.7」の±1.2の範囲(-3.9~ー1.5)を「差」の欄で赤く着色しています。
該当レースが桜花賞と似たようなラップバランスだったという判断です。
該当馬1・該当馬2は対象レースで2着以内に入っていた馬です。
さて、赤い色を着色したレースで
桜花賞の1-5着が全て該当しています。
レース名で黄色く着色しているのがチューリップ賞
グレー色がフィリーズレビューと阪神JFです。
阪神JF・チューリップ賞・フィリーズレビューで、赤い色に着色に該当していると黄色を塗ってます。
グレーで赤い色が着色されていなかったケースです。
トライアルと言うべき大事な3レースで赤い色に着色しているなら、より好走馬を出しやすいんじゃないかと検証用に塗ってます。
次に2018年を見ていきます。

この年は桜花賞のラップバランスが-0.1なので、同様に±1.2の範囲で「差」の欄を赤い色に着色しました。
着色したレース該当馬で1-3着・5着馬が該当しています。
次に2017年です。

この年は桜花賞のラップバランスが1.5でした。
割とハイペースでしたね。
同様に±1.2を赤い色で着色すると
該当馬で1-5着馬が出ています。
次は2016年です。

この年はー0.8でした。
同様に±1.2の範囲を赤い色で着色しています。
該当レースが多いですが、1-4着馬が該当しています。
ポイントは阪神JFが該当していなくて、阪神JFの1-2着馬が馬券外なことでしょうか。
ここまでの結果から、桜花賞のラップバランスと似ている事前のレースの好走馬が、桜花賞でも好走しているのがわかります。
そして昨年の重馬場のケースを見てみると

結論から申し上げると、赤い色の着色レースからは好走馬は出ていません。
※ミヤマザクラの5着が最高
この辺りは良馬場で上りが遅いのと湿った馬場で上りが遅いレースの違いなのかもしれませんが
サンプルが少ないのでまだわからないです。
但し好走馬を出したレースを見てみると
エルフィンS 「+1.0」
フィリーズレビュー 「+1.4」
フェアリーS 「0」
という風に少なくともマイナス数値のレースではない事は確かです。
またマイナス数値だったチューリップ賞の1-2着馬は桜花賞で凡走しています。
そして今年ですが次の様になります。

少なくとも大きく数値の違うレースの好走馬同士で決着することはないと思います。
問題はこのラップバランスをどう予測するかですね。
細かな数値はともかく例えば
①+1.5~
②-1.5~1.5
③~-1.5
くらいの大まかな3分割くらいでは予想切るようにしたいと考えているんですが。
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