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第70回日刊スポーツ賞中山金杯(レースラップの特徴)


明けましておめでとうございます。
旧年中は皆様方に大変お世話になりました。
本年も引き続きよろしくお願いいたします。

実家に帰省してバタバタしており、本日帰京しますので十分な分析記事が書けませんことをお詫び申し上げます。
本日夜から本格的に分析をする予定です。

さて、昨年の有馬記念で瞬発力が大事なポイントであるという仮説を唱えました。
では中山金杯はどうなのかという点について私なりの見解を申し上げたいと思っております。


まず、下のレースラップのグラフをご覧ください。
2021中山金杯

有馬記念と中山金杯のレースラップを比較したものです。
※黄色い線はコース断面です。

【中山金杯のレースラップポイント】
有馬記念は向こう正面で(下り坂を利用して)徐々にスパートをかける
中山金杯は2角辺りから一貫ペースのラップに近くなり、後5F目からは11.5-12.0のラップが後2F迄続く
これは瞬発力ではなく、スピードの持続力の問われるレースであると考えています。

<昨年のケース分析>
まずは下表をご覧ください。
この表は出走馬の過去13か月で2着以内に入ったレースのラップ表です。
右端は金杯の成績です。
2021中山金杯02

1着トリオンフ(2人)
トリオンフはチャレンジCで
12.5-11.3-13.0-12.6-11.8-11.9-11.6-11.1-11.3-12.0
という、12.0以下が5F続くレースで2着経験がありました。
このレースで金杯への適性を図ることができたのではないかと感がられます。

2着ウインイクシード(6人)
この馬は前走のディセンバーSで
12.7-12.1-12.6-12.3-11.6-11.4-11.4-11.2-12.0
という11.9以下が4F続くレースで2着だったのが、このレースへの適性をして指定るのではないかと考えられます。

3着テリトーリアル(11人)
この馬は都大路Sで
12.1-11.2-11.6-11.8-11.6-11.3-11.3-11.4-12.3
という11.9以下が7Fも続くレースで2着だったのが中山金杯への適性を示していたこと考えることができます。

表を見てもらえばわかりますが、赤い色が着色されたのは11.6以下の区間ですが、これが3F以上続いているレースは4つかしなく、その4つのレースから1-4着馬が出ています。

今年はこれを基本ベースに中山金杯を予想していきたいと考えています。


中山金杯を年齢別に見ると
◆年齢別集計
集計期間:2011. 1. 5 ~ 2020. 1. 5
------------------------------------------------------------------------------------------
年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
------------------------------------------------------------------------------------------
4歳 3- 2- 2- 0- 4- 12/ 23 13.0% 21.7% 30.4% 44 76
5歳 3- 4- 3- 1- 2- 17/ 30 10.0% 23.3% 33.3% 67 81
6歳 3- 4- 3- 4- 1- 27/ 42 7.1% 16.7% 23.8% 39 82
7歳 1- 0- 2- 4- 2- 27/ 36 2.8% 2.8% 8.3% 12 16
8歳 0- 0- 0- 1- 1- 16/ 18 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
------------------------------------------------------------------------------------------
6歳までは割とそん色なく好走しています。
これは11.5-12.0間の一定ペースという点が
若い馬に有利な、瞬発力やトップスピードがあまり優位に働かないからだと考えています。

また斤量も
◆斤量別集計
集計期間:2011. 1. 5 ~ 2020. 1. 5
------------------------------------------------------------------------------
斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率
------------------------------------------------------------------------------
~48kg 0- 0- 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
49kg 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
50kg 0- 0- 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
51kg 0- 0- 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
52kg 0- 0- 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0%
53kg 0- 0- 1- 0- 1- 10/ 12 0.0% 0.0% 8.3%
54kg 0- 1- 1- 4- 1- 18/ 25 0.0% 4.0% 8.0%
54.5kg 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
55kg 2- 3- 2- 0- 3- 22/ 32 6.3% 15.6% 21.9%
55.5kg 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
56kg 2- 3- 2- 6- 5- 24/ 42 4.8% 11.9% 16.7%
56.5kg 1- 0- 2- 0- 0- 0/ 3 33.3% 33.3% 100.0%
57kg 2- 1- 0- 0- 0- 17/ 20 10.0% 15.0% 15.0%
57.5kg 1- 1- 2- 0- 0- 4/ 8 12.5% 25.0% 50.0%
58kg 2- 1- 0- 0- 0- 1/ 4 50.0% 75.0% 75.0%
------------------------------------------------------------------------------
重い斤量の馬が好走率が高く、一貫ペースであり、斤量の影響を受けやすい加速力やトップスピードがあまり問われないからだと考えています。

これらの点を踏まえて、戻り次第、じっくり考えたいと思っています。



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テーマ : 競馬【各種分析】
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