第161回天皇賞(春)(日経賞組)【追記あり】
天皇賞春のステップレースとしては

概ね4つのレースに絞られます。
この4つのレースで
過去10年 9-8-8の成績ですから、このステップレースでどんな馬が好走しやすいのかを調べてみます。
まず最初にお断りしておきたいのは
個人的な考えとして、長距離レース程疲労は残りやすいと考えています。
これは過去の分析の経験則とお考え下さい。
過去記事で、競馬関係者も同様の考えを持った方がいる事を紹介してます。
別ルート「日経賞」経て万全仕上げ
一つ興味深いデータをお見せします。
先ほどの4つのレース、大阪杯をG1G2統合してお見せすると

右端に距離がありますが、上から順番に距離が長い順になっています。
どうでしょう。
距離の短い京都記念と大阪杯が圧倒的に好成績ですよね。
※阪神大賞典の方が距離が長いですが、成績が少し良い理由は後日説明します。
よく天皇賞春はステイヤー向きのレースと例えられますが、この結果はどうでしょう。
仮説で「長い距離を走ると、疲労がたまりやすいから」とは考えられないですかね?
具体的には今後の各ステップレースの分析時期で明らかにしていきたいと思います。
まずは、日経賞組です。
日経賞は天皇賞春まで4週と5週で開催されたことがあります。
その開催間隔別成績がこちら

まず間隔の詰まった4週では馬券内に好走した馬がいません。
◆人気別集計
前走レース名:日経賞G2/間隔:指 4-4週
集計期間:2011. 5. 1 ~ 2011. 5. 1
-------------------------------------------------------------------------
人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
-------------------------------------------------------------------------
1番人気 0- 0- 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
2番人気 0- 0- 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
3番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
4番人気 0- 0- 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
5番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
6番人気 0- 0- 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
7番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
8番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
9番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
10番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
11番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
12番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
13番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
14番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
15番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
16番人気 0- 0- 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
-------------------------------------------------------------------------
4番人気以内が3頭いたにも関わらずです。
次に馬体重別成績を見てみます。

479kg以下で好走馬が少ないのがわかりますね。
これを4番人気以内に限定すると

よりその傾向がはっきりしたと思います。
もうお分かりだと思いますが、馬体重が軽いと疲労が残りやすいからだと思います。
次にレースラップを見てみます。

かなり似たレースラップなのがわかります。
もう一つ注目したいのが
(全体平均ラップタイム)と(後5F平均ラップタイム)です。
日経賞 (12.19)※ー(11.92) ※最初の0.5F除く
天皇賞春 (12.19)-(11.90)
2レースともほぼ同じで、後半はむしろ天皇賞春の方が速いです。
つまり、距離が700mも伸びる天皇賞春は日経賞とほぼ同じペースだという事です。
次に脚質別と上り順位別成績を見てみます。

前走日経賞でどんなレースをしていたかを見ると
上り2位以内が好成績なのがわかります。
つまり距離の短い日経賞でも速い上りを使えるほど余力のある馬でないと天皇賞春での好走は厳しいと考えられます。
6位以下で2頭馬券内がいますが、1頭は天皇賞春を連破したフェノーメノです。
もう一頭はハイペースで失速した先行馬が、天皇賞春で巻き返したものです。
いろいろ調べて結果、前走日経賞組の好走しやすい条件を最適化すると次の通りになります。

・ある程度速いタイムで走り
・終いも失速せず
・速い上りで好走
もう一つあります。

こっちは終いの失速は無視して、馬体重を優先させてます。
こっちの方が2着以内率は高くなります。
そして今年の日経賞ですが、勝ちタイムが2.32.9と速いタイムでした。
これは平均(2.33.25)より速いので、勝ちタイムが速かった年を調べてみました。

これだけでは何とも言えませんが、ある条件を加えます。

そして今年は後1F:12.5です。
馬体重も日経賞時点で
1着馬 478
2着馬 472
3着馬 448
恐らく私はこの3頭は消します。
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