第80回皐月賞(何故弥生賞馬は好走しにくいのか?)
次の図をご覧ください。

これは皐月賞の1番人気に支持された馬の前走レース別成績です。
皐月賞と同じコースである弥生賞を使った馬が、過去18年中11回1番人気に支持されています。
牝馬のファンディーナが1番人気に支持された年のフラワーCを除いて
弥生賞以外のステップからの1番人気馬の成績は
◆レース名別集計
マークデータ
集計期間:2002. 4.14 ~ 2019. 4.14
ソート:着別度数順
-------------------------------------------------------------------------------
レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率
-------------------------------------------------------------------------------
皐月賞G1 3- 0- 2- 0- 1- 0/ 6 50.0% 50.0% 83.3%
-------------------------------------------------------------------------------
これと比較すると、弥生賞ステップの1番人気馬の成績はかなり劣ってませんかね?
どうして皐月賞と同じコースの弥生賞を勝ってしかも1番人気に支持されるほどの馬なのに、複勝率が54.5%しかないんでしょうか。
こういうの私気になるタイプなんです。
皐月賞と弥生賞の舞台となるのは、中山芝2000mです。
中山芝2000mに関しては、以前から2つの事を持論にしています。
①非常にタフなコース
②差しが有利なコース
特に2歳戦での中山芝2000mではタフなレースに強い
・キンカメ系
・ロベルト系
・パゴ産駒
が好走率が高いことを何度か指摘したと思います。
話を戻しますが、何故弥生賞ステップの1番人気が不審なのか
考えてみました。
そこで次のデータをご覧ください。
①皐月賞馬体重別成績(中山開催のみ)

やや馬体重が重い方が好走率が高いですが、まあ440kgあれば大丈夫な感じがします。
②前走弥生賞組の馬体重成績

馬体重480kg以上の成績がぐっと上がっている感じがしますよね。
③前走弥生賞1着馬の馬体重別成績

これはもう明らかに480kgを境に、成績がはっきりと違いますよね。
果たしてこれは偶然でしょうか。
ここで私の立てた仮説を紹介します。
「皐月賞が行われる中山芝2000mは、タフなコース(レース)でありできるだけ事前に疲労が少ない方が良いのではないか。」
だから、タフなコースの連続となる弥生賞で勝つ(⇒能力を出し切る)>皐月賞(疲労で凡走しやすくなる)
という図式が成り立つのではないかと。
個人的に疲労がたまりやすいパターンとして以下の4つがあると思ってます。
・レコード決着などの速いタイムのレース
・馬体重が軽いと疲労が抜けにくい、馬体重が重いほど抜けやすい
・逃げ馬の方が疲労がたまりやすい、差し馬の方が溜まりにくい
・最後全馬バテテしまうような上りが著しく遅いレース
つまり勝ち負けするような厳しいレースを経験後は、馬体重の重い馬は疲労が抜けて皐月賞でも好走するけど
馬体重の軽い馬は疲労が抜けきらないのではないかと。
これが馬体重の軽い弥生賞1着馬が皐月賞で好走できない理由ではないかという仮説です。
ちなみに1頭だけ場体重が軽くても勝った馬がいますが、これは言うまでもなくディープインパクトです。
④弥生賞で0.3秒以上負けていた馬の皐月賞の成績

あまり馬体重で差が無い気がしませかね?
皐月賞のステップレースはレース間隔別に次の通りです。
3週 毎日杯
4週 スプリングS 若葉S
5週
6週 弥生賞
7週
8週
9週 共同通信杯
なのでたっぷり間隔のある共同通信杯1着馬を調べてみると
⑤共同通信杯1着馬の馬体重別皐月賞成績(※直行した馬のみ)

どのゾーンも大きな差は無いように思えますが、最も好成績なのは460kg~479kgです。
先ほどまでの480kg以上とは違います。
ここで、中山芝2000mが決して馬体重が重い馬が有利と言うわけではない事がわかります。
間隔のたっぷり空く共同通信杯組は軽い馬でも好走するのですから。
では、弥生賞よりももっと間隔の詰まっている3つのレースはどうでしょうか。
中山芝2000mほどタフなコースではないにしても、その分間隔が短いです。
⑥スプリングS1着馬の馬体重別皐月賞成績

やはり明らかに480kg以上の馬が好成績ですよね。
ちなみに~479kgで1着が1頭いますがアンライバルドで、馬体重が478kgでした。
ぎりぎり480kgに届いていなかった馬です。
⑦若葉S

今度は逆で~479kg以下の馬の方が断然好成績です。
この現象を推理するなら、OP特別なので重賞ほど厳しいレースにならない
阪神芝2000mは前半緩くて、後半ロングスパートの上り勝負になりやすいコースですからね。
疲労もたまりにくいのではないでしょうか。
ちなみに皐月賞の人気別にみると
◆人気別集計
マークデータ/前入線順位:前走1着
集計期間:2002. 4.14 ~ 2019. 4.14
-------------------------------------------------------------------------
人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
-------------------------------------------------------------------------
1番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
2番人気 0- 1- 1- 0- 0- 0/ 2 0.0% 50.0% 100.0%
3番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
4番人気 0- 1- 0- 0- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0%
5番人気 0- 0- 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
6番人気 0- 0- 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
7番人気 1- 0- 0- 0- 0- 2/ 3 33.3% 33.3% 33.3%
8番人気 0- 0- 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
9番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
10番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
11番人気 0- 0- 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0- 0- 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
-------------------------------------------------------------------------
たまたま皐月賞でも人気を集めた馬が、馬体重が軽かったとも言えそうです。
⑧毎日杯ステップの馬の馬体重別皐月賞の成績

唯一馬券になった馬は500kg以上の馬でした。
どうですかね?
私の仮説わりとありなんじゃないかと思うんですけど。

これは皐月賞の1番人気に支持された馬の前走レース別成績です。
皐月賞と同じコースである弥生賞を使った馬が、過去18年中11回1番人気に支持されています。
牝馬のファンディーナが1番人気に支持された年のフラワーCを除いて
弥生賞以外のステップからの1番人気馬の成績は
◆レース名別集計
マークデータ
集計期間:2002. 4.14 ~ 2019. 4.14
ソート:着別度数順
-------------------------------------------------------------------------------
レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率
-------------------------------------------------------------------------------
皐月賞G1 3- 0- 2- 0- 1- 0/ 6 50.0% 50.0% 83.3%
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これと比較すると、弥生賞ステップの1番人気馬の成績はかなり劣ってませんかね?
どうして皐月賞と同じコースの弥生賞を勝ってしかも1番人気に支持されるほどの馬なのに、複勝率が54.5%しかないんでしょうか。
こういうの私気になるタイプなんです。
皐月賞と弥生賞の舞台となるのは、中山芝2000mです。
中山芝2000mに関しては、以前から2つの事を持論にしています。
①非常にタフなコース
②差しが有利なコース
特に2歳戦での中山芝2000mではタフなレースに強い
・キンカメ系
・ロベルト系
・パゴ産駒
が好走率が高いことを何度か指摘したと思います。
話を戻しますが、何故弥生賞ステップの1番人気が不審なのか
考えてみました。
そこで次のデータをご覧ください。
①皐月賞馬体重別成績(中山開催のみ)

やや馬体重が重い方が好走率が高いですが、まあ440kgあれば大丈夫な感じがします。
②前走弥生賞組の馬体重成績

馬体重480kg以上の成績がぐっと上がっている感じがしますよね。
③前走弥生賞1着馬の馬体重別成績

これはもう明らかに480kgを境に、成績がはっきりと違いますよね。
果たしてこれは偶然でしょうか。
ここで私の立てた仮説を紹介します。
「皐月賞が行われる中山芝2000mは、タフなコース(レース)でありできるだけ事前に疲労が少ない方が良いのではないか。」
だから、タフなコースの連続となる弥生賞で勝つ(⇒能力を出し切る)>皐月賞(疲労で凡走しやすくなる)
という図式が成り立つのではないかと。
個人的に疲労がたまりやすいパターンとして以下の4つがあると思ってます。
・レコード決着などの速いタイムのレース
・馬体重が軽いと疲労が抜けにくい、馬体重が重いほど抜けやすい
・逃げ馬の方が疲労がたまりやすい、差し馬の方が溜まりにくい
・最後全馬バテテしまうような上りが著しく遅いレース
つまり勝ち負けするような厳しいレースを経験後は、馬体重の重い馬は疲労が抜けて皐月賞でも好走するけど
馬体重の軽い馬は疲労が抜けきらないのではないかと。
これが馬体重の軽い弥生賞1着馬が皐月賞で好走できない理由ではないかという仮説です。
ちなみに1頭だけ場体重が軽くても勝った馬がいますが、これは言うまでもなくディープインパクトです。
④弥生賞で0.3秒以上負けていた馬の皐月賞の成績

あまり馬体重で差が無い気がしませかね?
皐月賞のステップレースはレース間隔別に次の通りです。
3週 毎日杯
4週 スプリングS 若葉S
5週
6週 弥生賞
7週
8週
9週 共同通信杯
なのでたっぷり間隔のある共同通信杯1着馬を調べてみると
⑤共同通信杯1着馬の馬体重別皐月賞成績(※直行した馬のみ)

どのゾーンも大きな差は無いように思えますが、最も好成績なのは460kg~479kgです。
先ほどまでの480kg以上とは違います。
ここで、中山芝2000mが決して馬体重が重い馬が有利と言うわけではない事がわかります。
間隔のたっぷり空く共同通信杯組は軽い馬でも好走するのですから。
では、弥生賞よりももっと間隔の詰まっている3つのレースはどうでしょうか。
中山芝2000mほどタフなコースではないにしても、その分間隔が短いです。
⑥スプリングS1着馬の馬体重別皐月賞成績

やはり明らかに480kg以上の馬が好成績ですよね。
ちなみに~479kgで1着が1頭いますがアンライバルドで、馬体重が478kgでした。
ぎりぎり480kgに届いていなかった馬です。
⑦若葉S

今度は逆で~479kg以下の馬の方が断然好成績です。
この現象を推理するなら、OP特別なので重賞ほど厳しいレースにならない
阪神芝2000mは前半緩くて、後半ロングスパートの上り勝負になりやすいコースですからね。
疲労もたまりにくいのではないでしょうか。
ちなみに皐月賞の人気別にみると
◆人気別集計
マークデータ/前入線順位:前走1着
集計期間:2002. 4.14 ~ 2019. 4.14
-------------------------------------------------------------------------
人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
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1番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
2番人気 0- 1- 1- 0- 0- 0/ 2 0.0% 50.0% 100.0%
3番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
4番人気 0- 1- 0- 0- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0%
5番人気 0- 0- 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
6番人気 0- 0- 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
7番人気 1- 0- 0- 0- 0- 2/ 3 33.3% 33.3% 33.3%
8番人気 0- 0- 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
9番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
10番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
11番人気 0- 0- 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0- 0- 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
-------------------------------------------------------------------------
たまたま皐月賞でも人気を集めた馬が、馬体重が軽かったとも言えそうです。
⑧毎日杯ステップの馬の馬体重別皐月賞の成績

唯一馬券になった馬は500kg以上の馬でした。
どうですかね?
私の仮説わりとありなんじゃないかと思うんですけど。
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