第36回ホープフルS(データ外の馬)
前回紹介した好走馬の着差と後1Fのデータで、過去5年間のほとんどの好走馬は拾う事はできたと思うのですが
どうしようもないなあと思える馬が2頭います。
2014年 3着 ブラックバゴ(9人)
2016年 2着 マイネルスフェーン(8人)
どちらとも色付きの馬が少ないレベルに疑問のある年に発生しているのですが
やはり拾えていないというのは気になるので、どうして好走できたのかを少し考えてみたいです。
結論から申し上げると、この2頭は中山巧者だったんじゃないかと思える節があります。
まずブラックバゴですが、名前からわかる通りパゴ産駒です。
この産駒は中山2000mが得意です。
そして戦歴ですが
新馬戦 新潟1800m 2着(2人)
未勝利戦 東京1800m 1着(2人)
====================ここまで小回りコース無し
ホープフルS 中山2000m 3着(9人)
京成杯 中山2000m 2着(1人)
その後敗戦続きで、馬券内に入ったのは
1000万 中山2000m 1着(7人)
1600万 東京2000m 3着(5人)
1600万 函館2000m 1着(3人)
OP 京都2000m 1着(6人)
金杯 中山2000m 4着(4人)
やはり中山2000m巧者と思えませんでしょうか?
ホープフルSの前が新潟と東京コースだったので、適性が合わず能力が発揮できていなかったと考えることができると思います。
次にマイネルスフェーンです。
この馬はステイゴールド産駒です。
新馬 函館1800m 5着
未勝利 函館1800m 3着
未勝利 札幌2000m 3着
未勝利 中山2000m 3着(前残りレースを上り1位で差してきた)
未勝利 東京2000m 2着
未勝利 東京2000m 1着
ホープフルS 中山2000m 2着
京成杯 中山2000m 3着
その後4着以内に入ったのは1000万の中山2000m4着のみ
この馬も直前の2レースが東京コースでした。
そしてやはり中山向きの馬な感じがします。
正直、この2頭の未勝利戦のレースラップを見ても強いとは感じません。
もし穴馬が出るとしたら中山2000mを走ったら激変しそうな
直前のレースが小回りコースで無いレースを勝った馬という事になりそうです。
もう一つの2頭の共通点は差しタイプの馬だという事
マイネルスフェーンは直前の3レースで全て上り2位以内(ホープフルSも上り2位)
ブラックバゴも2レースとも上り2位以内(ホープフルSも上り2位)
でした。
もともと中山2000mは差し馬有利なコースと何度も解説してきました。
穴をねらうなら差し馬タイプを探したいですね。
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