第64回有馬記念(3歳馬)
3歳馬について分析していきます。
今年は3歳馬が
サートゥルナーリア 皐月賞1着
ワールドプレミア 菊花賞1着
ヴェロックス 皐月賞2着 菊花賞3着
の3頭が参戦します。
■菊花賞
菊花賞と有馬記念は割と相性が良い印象があります。
2001年以降の18年間で菊花賞1着だった馬が2走以内に有馬記念に出走してくると
◆レース名別集計
本レースより後の2走
集計期間:2001.12.23 ~ 2019. 4.28
ソート:着別度数順
---------------------------------------------------------------------------------------------
レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
---------------------------------------------------------------------------------------------
有馬記念G1 4- 1- 1- 0- 1- 3/ 10 40.0% 50.0% 60.0% 146 114
---------------------------------------------------------------------------------------------
という好成績になります。
2000mの重賞と相性が良いはずの有馬記念でこれは不思議な結果です。
ここで菊花賞1着から有馬記念で3着以内に入った馬を見ていきます。
右の成績は菊花賞のものです。
サトノダイヤモンド -0.4秒差 上り1位
キタサンブラック 0秒差 上り1位
ゴールドシップ -0.3秒差 上り1位
オルフェーヴル -0.4秒差 上り2位
ディープインパクト -0.3秒差 上り1位
マンハッタンカフェ -0.1秒差 上り2位
まず、過去記事でも述べてますが菊花賞を勝って有馬記念で好走するには
上り2位以内で勝っている必要があります。
これは菊花賞が前残りになりやすいレースで、先行して粘るのは展開の利があるためです。
次にキタサンブラックとマンハッタンカフェ以外はー0.3秒以上離して勝っています。
これは同世代で抜けた実力があった証拠になります。
キタサンブラックの年の有馬記念は
1着 ゴールドアクター(8人)
2着 サウンズオブアース(5人)
3着 キタサンブラック(4人)
1人気 ゴールドシップ 8着
2人気 ラブリーデイ 5着
マンハッタンカフェの年は
1着 マンハッタンカフェ(3人)
2着 アメリカンボス(13人)
3着 トゥザヴィクトリー(6人)
1人気 テイエムオペラオー 5着
2人気 メイショウドトウ 4着
つまり菊花賞で少ない着差にも関わらず、有馬記念で好走した2頭の年は
1-2人気馬がそろって負け、波乱になった年です。
ぶっちゃけレースレベルは低かった年と言ってもいいと思います。
さて今年の菊花賞馬ワールドプレミアですが、0秒差上り3位です。
今年の有馬記念がよほど大波乱にならない限り出番は無いと思います。
残りの2頭
サートゥルナーリア 皐月賞1着
ヴェロックス 皐月賞2着 菊花賞3着
になりますが
ヴェロックスの菊花賞3着は京都3000mと中山2500mでは適性が異なるので、気にする必要はないと思ってます。
菊花賞で3着以下に負けて有馬記念で好走した馬は何頭もいます。
皐月賞の好走をどう考えるかがポイントだと思います。
皐月賞を勝って同年の有馬記念に出走した馬は
◆レース名別集計
本レースより後の同年全レース
集計期間:2002. 5.26 ~ 2019.10.27
ソート:着別度数順
---------------------------------------------------------------------------------------------
レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
---------------------------------------------------------------------------------------------
有馬記念G1 2- 1- 0- 0- 1- 2/ 6 33.3% 50.0% 50.0% 185 75
---------------------------------------------------------------------------------------------
という成績です。
好走したのは以下の3頭
ゴールドシップ 菊花賞 -0.3秒差 上り1位
ヴィクトワールピサ 日本ダービー3着 JC3着
ディープインパクト 菊花賞 -0.3秒差 上り1位
2頭は菊花賞で世代No.1の実力を示していました。
ヴィクトワールピサは海外では負けましたが、国内ではG1を2戦して2戦とも3着以内でした。
ちなみに皐月賞2着が有馬記念に出走した場合の成績は
◆レース名別集計
本レースより後の同年全レース
集計期間:2001. 5.27 ~ 2019.10.20
ソート:着別度数順
---------------------------------------------------------------------------------------------
レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
---------------------------------------------------------------------------------------------
有馬記念G1 0- 1- 0- 1- 0- 2/ 4 0.0% 25.0% 25.0% 0 125
---------------------------------------------------------------------------------------------
やはり1着と比較するとぐっと落ちます。
唯一2着に入ったのはトゥザワールドです。
ここで有馬記念で好走した皐月賞組のレースラップを見ておきます。
2014年 イスラボニータ(2着 トゥザワールド)
12.3-11.4-11.9-11.9-12.7-12.1-12.0-11.6-11.7-12.0
60.2-59.4 ※前5F-後5F
2012年 ゴールドシップ
12.4-11.1-12.3-11.9-11.4-11.6-12.2-12.7-13.6-12.1
59.1-62.2
2010年 ヴィクトワールピサ
12.1-10.9-12.4-12.1-12.6-12.5-12.3-12.1-11.8-12.0
60.1-60.7
2005年 ディープインパクト
12.1-11.0-11.9-12.2-12.4-12.6-12.5-11.8-11.4-11.3
59.6-59.6
皐月賞平均 59.57-59.90
2019年 サートゥルナーリア
12.3-10.5-12.0-11.8-12.5-12.1-12.2-11.7-11.6-11.4
59.1-59.0
やはり気になるのは有馬記念が2000m重賞好走馬と相性が良いのは、2000mをこなすスピードの持続力が必要だからだと思うんですよね。
今年の皐月賞は終いが11.4で加速ラップでした。
これがディープインパクトのように3冠を取る強い馬が叩き出したのなら
まだ考慮の余地はあると思うのですが
サートゥルナーリアはダービーでも天皇賞秋でも負けています。
どちらかと言えば瞬発力特化型の馬なので、後5Fのロングスパート戦は向いてない気がします。
そもそも個人的に今年の3歳馬はレベルが高くないが春からの持論だった私です。
皐月賞は長期休み明けの馬が勝ち
秋の古馬G1でも全くいいところ無しでした。
菊花賞も2着に入ったサトノルークスは皐月賞・ダービー両方とも2ケタ着順の馬でした。
そう考えるとやはり今年の3歳は切でいいのではないかと思います。
<まとめ>
アーモンドアイ 天皇賞秋1着 ⇒〇
アエロリット 天皇賞秋3着 ⇒▲
アルアイン 大阪杯1着 ⇒〇
ウインブライト 出走回避
エタリオウ 今年2000mの実績なし
キセキ 大阪杯2着 ⇒▲ ※但し恐らく小回りコースが苦手
クレッシェンドラヴ 福島記念1着 ⇒〇
クロコスミア 今年2000mの実績なし
サートゥルナーリア ⇒3歳馬なので消し
シュヴァルグラン 有馬記念好走歴あり⇒▲
スカーレットカラー 牝馬限定戦の実績しかない⇒消し
スティッフェリオ 昨年末福島記念1着あり⇒保留
スワーヴリチャード 今年2000mの実績なし
フィエールマン 今年2000mの実績なし
リスグラシュー 金鯱賞2着、QE2 3着⇒▲
レイデオロ 今年2000mの実績なし
ワールドプレミア ⇒3歳馬なので消し
ヴァイスブリッツ 除外
ヴェロックス ⇒3歳馬なので消し
保留を入れても残り8頭ですね。
今年は3歳馬が
サートゥルナーリア 皐月賞1着
ワールドプレミア 菊花賞1着
ヴェロックス 皐月賞2着 菊花賞3着
の3頭が参戦します。
■菊花賞
菊花賞と有馬記念は割と相性が良い印象があります。
2001年以降の18年間で菊花賞1着だった馬が2走以内に有馬記念に出走してくると
◆レース名別集計
本レースより後の2走
集計期間:2001.12.23 ~ 2019. 4.28
ソート:着別度数順
---------------------------------------------------------------------------------------------
レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
---------------------------------------------------------------------------------------------
有馬記念G1 4- 1- 1- 0- 1- 3/ 10 40.0% 50.0% 60.0% 146 114
---------------------------------------------------------------------------------------------
という好成績になります。
2000mの重賞と相性が良いはずの有馬記念でこれは不思議な結果です。
ここで菊花賞1着から有馬記念で3着以内に入った馬を見ていきます。
右の成績は菊花賞のものです。
サトノダイヤモンド -0.4秒差 上り1位
キタサンブラック 0秒差 上り1位
ゴールドシップ -0.3秒差 上り1位
オルフェーヴル -0.4秒差 上り2位
ディープインパクト -0.3秒差 上り1位
マンハッタンカフェ -0.1秒差 上り2位
まず、過去記事でも述べてますが菊花賞を勝って有馬記念で好走するには
上り2位以内で勝っている必要があります。
これは菊花賞が前残りになりやすいレースで、先行して粘るのは展開の利があるためです。
次にキタサンブラックとマンハッタンカフェ以外はー0.3秒以上離して勝っています。
これは同世代で抜けた実力があった証拠になります。
キタサンブラックの年の有馬記念は
1着 ゴールドアクター(8人)
2着 サウンズオブアース(5人)
3着 キタサンブラック(4人)
1人気 ゴールドシップ 8着
2人気 ラブリーデイ 5着
マンハッタンカフェの年は
1着 マンハッタンカフェ(3人)
2着 アメリカンボス(13人)
3着 トゥザヴィクトリー(6人)
1人気 テイエムオペラオー 5着
2人気 メイショウドトウ 4着
つまり菊花賞で少ない着差にも関わらず、有馬記念で好走した2頭の年は
1-2人気馬がそろって負け、波乱になった年です。
ぶっちゃけレースレベルは低かった年と言ってもいいと思います。
さて今年の菊花賞馬ワールドプレミアですが、0秒差上り3位です。
今年の有馬記念がよほど大波乱にならない限り出番は無いと思います。
残りの2頭
サートゥルナーリア 皐月賞1着
ヴェロックス 皐月賞2着 菊花賞3着
になりますが
ヴェロックスの菊花賞3着は京都3000mと中山2500mでは適性が異なるので、気にする必要はないと思ってます。
菊花賞で3着以下に負けて有馬記念で好走した馬は何頭もいます。
皐月賞の好走をどう考えるかがポイントだと思います。
皐月賞を勝って同年の有馬記念に出走した馬は
◆レース名別集計
本レースより後の同年全レース
集計期間:2002. 5.26 ~ 2019.10.27
ソート:着別度数順
---------------------------------------------------------------------------------------------
レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
---------------------------------------------------------------------------------------------
有馬記念G1 2- 1- 0- 0- 1- 2/ 6 33.3% 50.0% 50.0% 185 75
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という成績です。
好走したのは以下の3頭
ゴールドシップ 菊花賞 -0.3秒差 上り1位
ヴィクトワールピサ 日本ダービー3着 JC3着
ディープインパクト 菊花賞 -0.3秒差 上り1位
2頭は菊花賞で世代No.1の実力を示していました。
ヴィクトワールピサは海外では負けましたが、国内ではG1を2戦して2戦とも3着以内でした。
ちなみに皐月賞2着が有馬記念に出走した場合の成績は
◆レース名別集計
本レースより後の同年全レース
集計期間:2001. 5.27 ~ 2019.10.20
ソート:着別度数順
---------------------------------------------------------------------------------------------
レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
---------------------------------------------------------------------------------------------
有馬記念G1 0- 1- 0- 1- 0- 2/ 4 0.0% 25.0% 25.0% 0 125
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やはり1着と比較するとぐっと落ちます。
唯一2着に入ったのはトゥザワールドです。
ここで有馬記念で好走した皐月賞組のレースラップを見ておきます。
2014年 イスラボニータ(2着 トゥザワールド)
12.3-11.4-11.9-11.9-12.7-12.1-12.0-11.6-11.7-12.0
60.2-59.4 ※前5F-後5F
2012年 ゴールドシップ
12.4-11.1-12.3-11.9-11.4-11.6-12.2-12.7-13.6-12.1
59.1-62.2
2010年 ヴィクトワールピサ
12.1-10.9-12.4-12.1-12.6-12.5-12.3-12.1-11.8-12.0
60.1-60.7
2005年 ディープインパクト
12.1-11.0-11.9-12.2-12.4-12.6-12.5-11.8-11.4-11.3
59.6-59.6
皐月賞平均 59.57-59.90
2019年 サートゥルナーリア
12.3-10.5-12.0-11.8-12.5-12.1-12.2-11.7-11.6-11.4
59.1-59.0
やはり気になるのは有馬記念が2000m重賞好走馬と相性が良いのは、2000mをこなすスピードの持続力が必要だからだと思うんですよね。
今年の皐月賞は終いが11.4で加速ラップでした。
これがディープインパクトのように3冠を取る強い馬が叩き出したのなら
まだ考慮の余地はあると思うのですが
サートゥルナーリアはダービーでも天皇賞秋でも負けています。
どちらかと言えば瞬発力特化型の馬なので、後5Fのロングスパート戦は向いてない気がします。
そもそも個人的に今年の3歳馬はレベルが高くないが春からの持論だった私です。
皐月賞は長期休み明けの馬が勝ち
秋の古馬G1でも全くいいところ無しでした。
菊花賞も2着に入ったサトノルークスは皐月賞・ダービー両方とも2ケタ着順の馬でした。
そう考えるとやはり今年の3歳は切でいいのではないかと思います。
<まとめ>
アーモンドアイ 天皇賞秋1着 ⇒〇
アエロリット 天皇賞秋3着 ⇒▲
アルアイン 大阪杯1着 ⇒〇
ウインブライト 出走回避
エタリオウ 今年2000mの実績なし
キセキ 大阪杯2着 ⇒▲ ※但し恐らく小回りコースが苦手
クレッシェンドラヴ 福島記念1着 ⇒〇
クロコスミア 今年2000mの実績なし
サートゥルナーリア ⇒3歳馬なので消し
シュヴァルグラン 有馬記念好走歴あり⇒▲
スカーレットカラー 牝馬限定戦の実績しかない⇒消し
スティッフェリオ 昨年末福島記念1着あり⇒保留
スワーヴリチャード 今年2000mの実績なし
フィエールマン 今年2000mの実績なし
リスグラシュー 金鯱賞2着、QE2 3着⇒▲
レイデオロ 今年2000mの実績なし
ワールドプレミア ⇒3歳馬なので消し
ヴァイスブリッツ 除外
ヴェロックス ⇒3歳馬なので消し
保留を入れても残り8頭ですね。
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