第52回スプリンターズS(重・不良なら)
土曜日から雨天なので、馬場の悪化は避けられそうにないですね。
馬場が悪化すると
○時計が遅くなる
○上りも遅くなる
となります。
とすると
○持ち時計の無い馬でも好走できるようになる。
○上りも遅いので、トップスピードよりスピードの持続力が必要になる。
具体的には
○若い馬にはマイナス要素、高齢馬にはプラス要素
○芝1400m以上向きの馬にはマイナス要素、芝1000mや芝1200m向きの馬にはプラス要素になると思われます。
実際に20001年以降の同レースで馬場が悪化したケースが2回ありますが
その年どんな馬が好走したのか見てみると
◆2007年
1着アストンマーチャン(アドマイヤコジーン産駒(グレイソブリン系))
2着サンアディユ(フレンチデピュティ産駒(Vice Regent系)
3着アイルラヴァゲイン(エルコンドルパサー(キングマンボ系))
アストンマーチャンは小倉2歳Sの覇者ですし
サンアディユはアイビスSD1着馬
アイルラヴァゲインも1600万>G3の1200m戦を勝ちあがってきた馬でした。
◆2004年
1着カルストンライトオ(ウォーニング産駒)
2着デュランダル(サンデーサイレンス産駒)
3着ケープオブグッドホープ(Inchinor産駒)
カルストンライトオはアイビスSD1着馬
デュランダルはご存知短距離の名馬で、前年スプリンターズSの覇者&マイルCS1着、高松宮記念2着馬
ケープオブグッドホープは外国馬で、1000mと1200mを中心に使われてきた馬です。
サンデー系が1頭しかいないのも注目点ですね。
ちなみに2回とも逃げ馬が勝っています。
また、上りがかかるようになるので
後1F:12.0以上だった年の血統を見てみると
◆チェック種牡馬別集計
集計期間:2004.10. 3 ~ 2013. 9.29
ソート:着別度数順
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チェック種牡馬 着別度数
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Mr.Prospector系 1- 1- 0- 0- 0- 5/ 7
Kingmambo系 1- 0- 1- 0- 1- 0/ 3
Grey Sovereign系 1- 0- 0- 1- 0- 0/ 2
Man o' War系 1- 0- 0- 0- 0- 1/ 2
Sunday Silence系 0- 1- 0- 2- 1-11/15
Hail to Reason系 0- 1- 0- 0- 0- 4/ 5
Vice Regent系 0- 1- 0- 0- 0- 0/ 1
Roberto系 0- 0- 1- 0- 1- 3/ 5
Tourbillon系 0- 0- 1- 0- 0- 0/ 1
Lyphard系 0- 0- 1- 0- 0- 0/ 1
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やはりサンデー系は不振です。
好走率で考えるなら
Kingmambo系、Grey Sovereign系は注目ではないでしょうか。
ここまでの分析で急浮上するのは
スノードラゴン
血統がGrey Sovereign系
昨年も同レース4着(0.1秒差)
16年も5着(0.1秒差)
14年は1着
昨年と16年は上りの速い年でこの馬向きではないのに好走しています。
ダート戦でも好走可能なパワー型&持続力戦向き
芝の不良馬場実績も高松宮記念で2着があります。
もう1頭は
ダイメイプリンセス
血統はキングヘイロー産駒でサンデー系ではない
アイビスSD1着
1000mと1200mを中心に使われている馬
キングヘイロー産駒は不良馬場での成績が良馬場より良い。
◆馬場状態別集計
集計期間:2009. 6.21 ~ 2018. 9.23
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馬場状態 着別度数 勝率 連対率 複勝率
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芝・ 良 104- 103- 95- 101- 107-1327/1837 5.7% 11.3% 16.4%
芝・稍重 13- 17- 14- 14- 23- 176/ 257 5.1% 11.7% 17.1%
芝・ 重 6- 3- 7- 5- 7- 79/ 107 5.6% 8.4% 15.0%
芝・不良 4- 3- 3- 2- 1- 20/ 33 12.1% 21.2% 30.3%
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この馬自身も重馬場で1着戦歴あり
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