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28日の日本代表戦のもやもやの正体


28日の日本代表戦は、セネガル×コロンビア戦で後半29分にコロンビアが1点取って以降
消極的な試合は運びで、特に終盤はパス回しでブーイングを浴びました。


このギャンブルは結果的に成功して、日本代表は決勝トーナメント進出を決めました。

賛否両論あった昨日の試合内容ですが、どちらの考え方も一定程度理解はできます。
しかし、「仕方ない」「戦術的にはあり」と理解を示した方の中でも、何か心の中のもやもや感がある方は少なくない気がします。
このもやもや感の正体はいったい何なのか。


似たような体験の記憶を探ると2つ思い出しました。
一つは甲子園で松井秀喜選手が4連続敬遠をされた試合。
もう一つは、王選手のシーズン最多本塁記録が抜かれそうになって、(抜かせないように)敬遠指示がベンチから出て上原投手が泣いた試合。

どちらもルールに違反していませんし、勝ちにこだわった結果の判断です。
以前、元全日本監督の岡田氏が代表監督のプレッシャーの凄さを語っていたインタビューを見たことがあります。
岡田氏は特にメディアからのプレッシャーが凄かったと語っていました。

恐らく、放映権を持っているTV局は決勝トーナメント進出を誰よりも喜んでいるでしょう。
恐らく収入が億単位で違うでしょうからね。
サッカー協会の幹部も、ほっと胸をなでおろしているでしょう。
そして、選手もWCでの試合が増えると海外のビッククラブの目に留まるチャンスが増えたと喜んでいる人がいるでしょう。
代表チームを取り巻く色んな思惑が重なった上での今回の決断だったと思います。


多くのファンは世界の一流プレイヤーと戦う日本代表に夢を託して応援してます。
日常の喧噪やストレスを忘れて、自分にとっては非日常空間であるWCというビックイベントで奮闘する日本代表を応援するのは大きな楽しみです。


多分、もやもや感の正体は”大人の事情”を見せられた事で、熱狂状態から冷水を浴びせられて一気に日常空間に引き戻されたから発生しているのではないかと思っています。
夢の舞台から、大人の事情が優先される極めて人間臭い舞台に変化したからではないでしょうか。

夢の舞台は夢を見させたままでいて欲しかった・・・。
そんな思いがもやもや感の正体ではないでしょうか。

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夢→夢→現実(グループリーグ敗退)
夢→現実→夢(決勝トーナメント進出)

こういった選択肢がチョイスできるようになっただけでも、感慨深いですね。

Re: タイトルなし

けんけんさん


その通りですね。
日本代表は強くなりました。


今回の件は賛否両論あって当然で
どっちかが正しいと結論を出すようなものでもないと思います。
それぞれの立場でそれぞれの意見があってしかるべきかと。


私は天邪鬼なので、仕方なかったという意見が趨勢を占めるようだと
わざと反論したくなりますが(笑)

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