第85回東京優駿(ステイフーリッシュ)
もう一つのトライアル京都新聞杯を勝ったステイフーリッシュについてです。
実はステイフーリッシュは大変気になっています。
まず、京都新聞杯は勝ちタイムが割とダービーの成績に直結しています。
2.10.0 トーセンホマレボシ ダービー3着
2.11.0 ハギノハイブリッド ダービー13着
2.11.0 ステイフーリッシュ
2.11.3 サトノラーゼン ダービー2着
2.11.9 ハーツクライ ダービー2着
2.12.3 キズナ ダービー1着
この様に2001年以降の勝ちタイム上位5位のうち、4頭はダービーで3着以内です。
唯一の例外のハギノハイブリッドのレースラップを見てみると

ハイペースで、Lap9で逃げ・先行馬が失速して、後2Fで追い込み・差し馬が台頭してラップを早めたのが見て取れます。
実際に上位馬の位置取りは
1着 ハギノハイブリッド 10-11-10-9
2着 サウンズオブアース 10-9-9-7
3着 ガリバルディ 16-15-17-14
4着 シャドウダンサー 15-14-13-12
5着 ミヤビジャスパー 13-12-15-12
という位置取りです。
この中で比較的前にいたサウンズオブアースがダービーは(恐らく疲労?)11着に負けるも、神戸新聞杯を8番人気で2着
菊花賞も4番人気で2着に入ったのは、今から思えばなるほどという感じです。
さて、今年のステイフーリッシュのレースラップは、前半ハイペースで中盤大きく緩み、後3Fはきちんと加速してます。
この日の馬場は高速馬場です。
個人的には緩急差が大きく、先行馬にきつい流れだったと思います。
これを2番手で押し切ったステイフーリッシュはかなり強いのではないかと思っています。
参考にトーセンホマレボシ(ダービー2着)との比較ラップも見てみます。
※ターゲットのデータ上はトーセンホマレボシの日の方が高速馬場

かなり似たラップだと感じませんかね。
トーセンホマレボシもやはり2番手でこのレースを押し切ってます。
そう考えると、トーセンホマレボシの年より1秒勝ちタイムは遅いですが、馬場差も遅く、緩急差も大きく時計を詰める余地があり
最後の失速も少ない点を考慮するとステイフーリッシュは好走する可能性がある気がします。
<追記>
ダービー3角4番手且つ前走重賞を1着だった馬の成績
◆前入線順位別集計
3角位置:4番手以内/前走クラス:重賞
集計期間:2003. 6. 1 ~ 2017. 5.28
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前入線順位 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
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前走1着 1- 4- 1- 0- 0- 2/ 8 12.5% 62.5% 75.0% 47 168
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日付 開催 R レース名 馬名S
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140601 2東C 10R 東京優駿G1 イスラボニータ
120527 2東C 10R 東京優駿G1 トーセンホマレボシ
090531 3東4 10R 東京優駿G1 ジョーカプチーノ
070527 3東4 10R 東京優駿G1 ヴィクトリー
060528 3東4 10R 東京優駿G1 メイショウサムソン
060528 3東4 10R 東京優駿G1 アドマイヤメイン
050529 3東4 10R 東京優駿G1 インティライミ
030601 2東4 10R 東京優駿G1 ゼンノロブロイ
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今回ステイフーリッシュが3角4番手以内でレースをするとこれに該当します。
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No title
お忙しい中でのブログ更新、ありがとうございます!
ステイフーリッシュは自分も買い目に入れたいと思ってました。
記事にありますように、京都新聞杯の勝ち時計は過去記事の好走基準を満たしてますし、
LAP5~7も緩み過ぎず、ダービーか菊で好走できる能力は示してると思っています。
新馬のスローから次走ホープフルのハイペースで好走した事も、素養を感じます。
浅いキャリアの馬が、皐月賞で初のハイペースを経験しながら対応した場合、
東京でパフォーマンスを上げる事が多いのにも準拠するかと。
共同通信杯の大敗は、大幅な馬体減で調整が上手くいかなかったと思えば、度外視できます。
今回、馬体を余り減らさずに出てこられれば、面白い存在になってくれると思っています。
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記事にありますように、京都新聞杯の勝ち時計は過去記事の好走基準を満たしてますし、
LAP5~7も緩み過ぎず、ダービーか菊で好走できる能力は示してると思っています。
新馬のスローから次走ホープフルのハイペースで好走した事も、素養を感じます。
浅いキャリアの馬が、皐月賞で初のハイペースを経験しながら対応した場合、
東京でパフォーマンスを上げる事が多いのにも準拠するかと。
共同通信杯の大敗は、大幅な馬体減で調整が上手くいかなかったと思えば、度外視できます。
今回、馬体を余り減らさずに出てこられれば、面白い存在になってくれると思っています。