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サラブレッドの疲労について



今年の秋は重・不良馬場のレースが多かったので
少しサラブレッドの疲労について解説したいと思います。


自分では馬体を見ることができないので、安易に調子が悪かったという理由に逃げずに
合理的に説明できる理由をあれこれ考える習慣があります。

その意味で、サラブレッドの疲労については、普段から敗因として考える癖がついており
多少なりとも一般の方より知識があると思っています。
例えば、今年の天皇賞秋でキタサンブラックが不良馬場で勝ちましたが
不良馬場なので「疲労が心配」「タイムが遅いので疲労は無い」どちらも考えられますが
個人的にはキタサンブラック、有馬記念危うしと思ってます。


まず、疲労が溜まりやすいケースとはどんな場合かを説明します。
※右側が疲労が残りやすい
① 若い馬<高齢馬
② 短距離<長距離
③ 瞬発力戦<持続力戦
④ 条件戦<重賞
⑤ 馬体重が重い<馬体重が軽い
主なケースはこんな感じです。
これは様々なレースで敗因を考える中、疲労を意識して試行錯誤した個人的なイメージです。


そこでキタサンブラックはどうなのかと申しますと
まず不良馬場あるいは重馬場をどれでも同じと考えるのは間違いだと思います。

天皇賞秋のレースラップは
13.2-12.5-12.9-12.5-13.1-13.0-12.4-12.0-12.7-14.0

後1Fが14秒です。
これはハイペースの消耗戦と同じ考えかたで良いと思います。
また、タイムも2.08.3と非常に遅く、これも200mより長い距離を走った疲労につながります。

遅いタイムだから疲れてないだろうという考えもできますが
速く走れるのに道中余裕をもって、結果的に遅いタイムになったのと
精一杯頑張っても最後14秒とい精魂尽き果てた推しタイムでは全く違うと思います。

キタサンブラックは馬格があるので、次のJCくらいはこの疲労の影響は少ないかもしれませんが
有馬記念はやばいと思います。

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