第22回NHKマイルカップ(回顧:リエノテソーロは何故好走できたのか)
だいぶ遅めの回顧になりますが
その間様々なブログや競馬サイトでNHKMCの回顧記事が出たと思うのですが
リエノテソーロの好走理由を明確に説明できていたものはありましたでしょうか。
私自身は見つけられなかったのですが、もしあったら是非教えてください。
そういう私も明確な根拠ではなく、まだ仮説段階です。
普段私の提供している、ハイペースなら距離延長組が好走しやすいと理屈もありますが
今後も芝1200mやダート戦の馬が出てきたら全て押さえないといけないのでは
少数点購入を目指す私としてはちょっと厳しいので
いろいろ分析しました。
もちろん勝ちタイムが速かった事とリエノテソーロの好走は無縁ではないと思っています。
それでは私のリエノテソーロの好走理由(仮説)をご覧ください。
注目したのは2戦目すずらん賞です。
このレースのラップは
12.3-11.2-11.7-11.9-11.6-11.6
芝1200m戦ですが、最後まで11秒でフィニッシュしており、右肩上がりの消耗戦ではありません。
このレースの2着はタイムトリップで、この馬もNHKMCで6着(10人)に入って人気より好走してます。
これは偶然でしょうか。
すずらん賞の平均ラップは
12.19-10.83-11.43-11.87-11.91-12.29
最後12秒台に落ちます。
過去2001年以降良馬場で行われたすずらん賞で最後1Fが11秒台だったのは4回だけです。
その中でも昨年の11.6は最も早いレースでした。
NHKMCは非常に勝ちタイムが速くなるレースです。
この最後までタレ無い11秒台が続くレースで、適性を示していたとは考えられないでしょうか。
NHKMCの好走馬で、芝1200mや芝1400mの実績があった馬を何頭か見ていきます。
□2014年 2着タガノブルグ(17人気)
前走の1着だった橘Sのラップが
11.9-10.9-11.1-10.8-11.6-11.5-11.8
2走前の5着だったファルコンSのラップが
11.9-10.3-10.8-11.9-12.2-11.8-12.3
4走前の2着だったクロッカスSのラップが
12.5-11.1-11.7-12.1-11.5-11.3-11.7
どうですかね。
ラスト11秒台のレースで好走し、最後12秒台に落ちるレースで負けてます。
□2013年 2着インパルスヒーロー(6人気)
前走の1着ファルコンSのラップが
12.4-11.2-11.3-11.8-11.7-11.8-12.0
最後12秒ですが中京という点を加味すれば失速していないレースではないでしょうか。
2走前の1着500万が
12.8-11.6-12.2-12.4-11.2-11.2-11.3
□2010年 5着キョウエイアシュラ(13人気)
2走目の7着ファルコンSのラップは
12.1-10.1-10.8-11.5-12.2-12.0
唯一重賞で好走した函館2歳S(2着)のラップが
12.2-10.6-11.5-11.8-11.9-11.7
※この年は札幌で開催。函館2歳Sが後1Fが11秒のレースはこのレースだけ
□2009年 1着ジョーカプチーノ(10人気)
2走前の1着ファルコンSのラップは
11.9-10.3-11.0-11.8-11.9-12.0
3走前の1着500万のラップは
12.0-10.2-11.1-11.8-11.7-12.1(稍重)
どうでしょうか。
これで間違いなし!とは言いにくいですが
なんとなく当てはまっている気がしませんかね。
面白いのが、同じコースで行われるヴィクトリアM
2016年・2015年と連覇したストレイトガールは芝1200mが主戦場の馬で
スプリンターズSも制覇しています。
その時のラップは
11.7-10.7-11.7-11.2-11.2-11.6
新潟開催のスプリンターズSで2着でしたがその時のラップは
11.9-10.5-11.3-11.9-11.3-11.9
そして2015年の200万馬券の2着馬ケイアイエレガントの戦績を見ると
前走京都牝馬Sを1着ですが、そのラップは
12.4-11.3-11.7-12.4-11.9-11.7-11.0-11.5
最後まで失速しないレースで好走歴のある馬は、注意した方が良さそうです。
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No title
お世話になっております。
VMは基本的に持続力戦との考えでしょうか?
だとしたら、高齢のスマートレイアも好走出来るレースと思っているのですが、高速化してきた馬場の影響で昨年の様に31秒台決着となるとやはり若い馬に部があるのか…
タイムは高速だけど、ラップ的にはスローということも考えられるでしょうし…う~ん、迷います
toshinさんは今のところどのようにお考えでしょうか?
VMは基本的に持続力戦との考えでしょうか?
だとしたら、高齢のスマートレイアも好走出来るレースと思っているのですが、高速化してきた馬場の影響で昨年の様に31秒台決着となるとやはり若い馬に部があるのか…
タイムは高速だけど、ラップ的にはスローということも考えられるでしょうし…う~ん、迷います
toshinさんは今のところどのようにお考えでしょうか?
Re: No title
まめおさん
こんばんは。
例えば芝1200mの7秒台のレースは明らかに若い馬・牝馬が好走しやすいので
瞬発力戦ではないのですが、トップスピードの維持が必要という事で
瞬発力戦に似た傾向が出るのではないかと思っています。
その意味ではヴクトリアMは基本的に若い馬が有利なレースだと思います。
昨年7歳でストレイトガールが勝ったのは、芝1200m戦を中心に使われていたことも理由の一つかと。
但し、スローの瞬発力戦ほど絶対的な若い馬向きのレースでもないと思いますが。
こんばんは。
例えば芝1200mの7秒台のレースは明らかに若い馬・牝馬が好走しやすいので
瞬発力戦ではないのですが、トップスピードの維持が必要という事で
瞬発力戦に似た傾向が出るのではないかと思っています。
その意味ではヴクトリアMは基本的に若い馬が有利なレースだと思います。
昨年7歳でストレイトガールが勝ったのは、芝1200m戦を中心に使われていたことも理由の一つかと。
但し、スローの瞬発力戦ほど絶対的な若い馬向きのレースでもないと思いますが。