第22回NHKマイルカップ(好走馬の条件)【加筆】
思ったより帰宅が遅くなったので、簡単に紹介だけ行い
明日、細かな解説をします。
現時点でNHKMCの好走馬の条件は次の4つと思っています。
①芝1600mを1.33.9以下(0.5秒差以内)
②東京・新潟・中京か京都1400m外回りコースで1400mを1.22.2以下で1着
③3歳東京1600mか阪神1600m外の重賞1着
④3歳中山芝1800m・2000m重賞3着以内
①芝1600mを1.33.9以下(0.5秒差以内)
→勝ちタイムの速いレースですから、時計の裏付けは欲しい。
②東京・新潟・中京か京都1400m外回りコースで1400mを1.22.2以下で1着
→上記と同じで1400mでの速い時計の裏付け
③3歳東京1600mか阪神1600m外の重賞1着
→直線の長いコース実績
必ずしも出走したレースが速いタイムの決着になるとは限らないので
コース適性のある馬を拾うため
④3歳中山芝1800m・2000m重賞3着以内(過去には阪神芝2000m重賞も)
→このデータが面白いのは、マイル以下は直線の長いコース実績が欲しいのですが
1800mや2000mになると直線の短い内回りコースの持続力戦の実績が必要になります。
恐らく前傾ラップになりやすいレースのため、長い距離の瞬発力戦の実績馬では対応できないためと思われます。
これらの条件合致を(傾向が変化した)2012年以降で調べてみると

まず、上記4つの条件で過去5年間、3着以内馬で合致しなかったのは
2012年3着のクラレントのみです。
言い訳をするなら、2012年は勝ちタイムが1.34.5と極端に遅く、上記の条件は速いタイム決着が前提の為に外れたと考えています。
そして、表全体で次の事が言えると思います。
○データ合致馬は比較的上位に来ている。
○タイムクリアした場合も同じレースで複数の馬がクリアした場合は馬場の恩恵が大きく割引
○コースは東京や阪神等の直線の長いコースが優先され、中山や京都は割引
※1800m以上の実績除く
○1着馬は1600mのタイムクリア馬から出やすい
※但し今年は1着馬でなく、2着馬というのがどうでるか
細かくは明日見ていきますが、中山1800m2000mの重賞3着以内馬は、割と堅実に馬券内に好走しています。
※2012年以前も似た傾向がある
※但し2-3着が多い
今年は3頭該当馬がいるので、最低1頭は馬券になる可能性がある気がしています。
疲れたので、おやすみなさい。
<追 記>
①について
2016年で該当馬はメジャーエンブレムの他4頭いました。
赤太字は1.33.5以下のタイムの場合です。
中山で3頭クリアしてますがこれは全てNZTで記録されたもので、同じレースで3頭記録したという点で価値が低いです。
またロードクエストも稍重とは言え、時計の出やすい新潟で記録したのでやや割引と考えるべきなのでしょう。
2015年も同じ東京コースで記録したクラリティスカイが1着になっています。
同じコースという事で再現性が高いのでしょう。
新潟2歳Sで3頭がクリアしたものやはり割引と考えるべきですね。
京都のフミノムーンは新馬戦での記録なので、これもやはり割引ですね。
2014年は京都でミッキーアイルが記録して1着になっています。
京都なのですがレコードの1.32.3で-0.8秒ちぎって勝つという内容の濃いものでした。
このレベルなら京都でも信用してもよいということでしょう。
この年はデイリー杯とNZTが3頭と4頭クリアしているのですが
やはり3頭も同時にクリアするのは馬場の恩恵が強く価値が低いと考えるべきなんだと思います。
2013年はフラムドグロワールが3着に入っていますが、これは朝日杯でクリアしたものです。
G1という最高レベルのレースでさえ、4頭も1.33.9以下がいる時点で、馬場の恩恵が強いという事だと思います。
この年は能力的にはコパノリチャードが勝つべき年だったと思っています。
過去記事を読んでもらえばわかりますが、皐月賞のレコード決着の疲労からコパノリチャードは凡走したと考えています。
2012年は条件クリア馬が沢山いるのですが、その中からカレンブラックヒルが1着になりました。
まず、カレンブラックヒルはNZTでクリアしたのですが、このレース同時に3頭クリアしてます。
しかしタイムは1.33.2で0.4秒ちぎっています。
これも1頭だけ抜けた存在だったので複数クリアしたレースですが、NHKで1着になれたんだと思います。
その意味で今年のクリア馬はアエロリット1頭ですが
1.33.3の好タイムで、3着馬とは0.3秒差です。
過去と比較しても万全とはいかないいまでも、好走する確率は高いのではないでしょうか。
次に②です。
この条件クリアで馬券内に入ったのは
2015年 アルビアーノ 1.22.1(東京)
2014年 タガノブルグ 1.19.6(京都) ※東京1400m2着で1.21.9も記録
2013年 インパルスヒーロー 1.22.2(中京) ※東京1400mを2戦2勝
となります。
こうしてみるとやはり東京1400mの実績が必要な気がします。
あるいは直線の長いコースの1400mと言ってもいいかもしれません。
今年はタイムだけのクリア馬なら沢山いるのですが
<東京1400mでクリア>
モンドキャンノ 1.21.9 ※3着は0.6秒差
タイムトリップ 1.22.2 ※7着まで0.3秒差以内、京王杯で惨敗
<タイムが速い>
カラクレナイ 1.21.0 ※12着まで1.22.2以内の超高速馬場 前日の未勝利戦も1.21.5で価値は低い
ボンセルヴィーソ 1.21.1 13着まで1.22.2以下且つ着差も大きくない
ディバインコード 1.21.2 11頭全頭1.22.2以下且つ着差も少ない。
タイセイスターリー 1.21.6 新馬で記録
ミスエルテ 1.21.8 京都での記録であり且つ着差も少ない
レッドアンシェル 1.22.0 京都での記録であり且つ着差も少ない
こうしてみると期待できそうなのはモンドキャンノくらいに思える。
④について
このデータは2011年以前でも、好走馬をかなり出してます。
<2011年>
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日付 開催 R レース名 馬名S
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110306 2中4 11R 弥生賞G2 プレイ 5着
110116 1中6 11R 京成杯G3 プレイ 5着
101225 5阪7 11R ラジオNIG3 コティリオン 2着
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<2010年>
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日付 開催 R レース名 馬名S
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100307 2中4 11R 弥生賞G2 エイシンアポロン
091226 5阪7 11R ラジオNIG3 ダノンシャンティ 1着
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<2009年>
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日付 開催 R レース名 馬名S
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090322 2中8 11R スプリンG2 レッドスパーダ 2着
090322 2中8 11R スプリンG2 フィフスペトル 5着
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<2008年>
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日付 開催 R レース名 馬名S
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080309 2中4 11R 弥生賞G2 ブラックシェル 2着
071222 5阪7 11R ラジオNIG3 サダムイダテン
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この様に毎年の様に3着以内馬を出しています。
今年は下記の3頭ですが
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日付 開催 R レース名 馬名S
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170319 2中7 11R スプリンG2 アウトライアーズ
170319 2中7 11R スプリンG2 プラチナヴォイス
170115 1中5 11R 京成杯G3 ガンサリュート
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アウトライアーズかプラチナヴォイスのどっちか馬券になりそうな気がします。
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