第61回有馬記念(キタサンブラック)

何気にキタサンブラックが凡走しそうだと思える理由は結構たくさんあります。

たぶん、どこでも触れられてない内容だと思いますよ。

大きいものから小さいものまで取り混ぜて申し上げると


①昨年の3着の成績が物足りない
昨年本命にしましてお陰様で馬券は的中したのですが、3着という成績は物足りませんでした。
最低でも2着を期待していたので
菊花賞を上り1位で勝った馬は名馬が多くて、有馬記念でも好成績なのは既にご紹介した通りです。
過去の馬は最低でも2着に入っています。
昨年の記事をご覧いただけるとわかる通り、昨年はメンバーが低レベルでした。
実際、G2を勝ったばかりのゴールドアクターが勝ちましたし、着差も8着までが0.3秒差という接戦でした。
キタサンブラックはその後、王道路線で全て3着以内でG1を2勝するほどの快進撃を見せたのですが
その割には有馬記念の3着って少しアレって感じはしませんかね?
3歳馬が有利な有馬記念ですよ。

これで、キタサンブラックの中山コースの適性を疑っています。
実際、ブラックタイト産駒は中山を苦手にしています。
まあ、こんなのは小さな理由ですw

②厳しいラップになりそう。
キタサンブラックに武騎手が騎乗するようになって5走してますが、最初の大阪杯以外は全てラップに同一の特徴があります。
今回逃げ馬は他にいるかもしれませんが、前目につけた馬はキタサンをマークするでしょうし、キタサンのスパートに合わせて全体が動く気がします。
その前提で武騎手がキタサンに騎乗した時のスパート位置を見ます。

■天皇賞春
13.0-12.1-12.4-12.2-12.1-12.0-11.6-12.9-12.6-12.6-12.7-12.5-11.6-11.4-11.7-11.9

■宝塚記念
12.6-11.0-11.1-12.3-12.1-12.4-12.3-12.2-11.9-12.2-12.7

■京都大賞典
12.7-11.5-12.0-13.0-12.8-12.2-12.7-13.0-11.9-11.1-11.1-11.5

■JC
13.3-11.3-12.6-12.3-12.2-12.5-12.7-12.3-11.9-11.2-11.4-12.1

全て後3Fがトップスピードのラップになっているのがわかるかと思います。
武騎手は奇しくもJCの時に

~レース後のコメント~
1着 キタサンブラック(武豊騎手)
「スタートは良く、先手を取ることに迷いはありませんでした。究極の仕上げでテンションはギリギリといった感じでしたが、道中はリズム良く行けました。ペースの波のないイーブンペースを心がけました。直線に入るときも抜群の手応えでしたが、相手は気の抜けない馬ばかりでしたから、最後は信じて追うだけでした。本当に強かったと思います」

イーブンペースを心がけたって言ってますよね。
恐らくキタサンブラックには切れる脚は無いと思っているんだと思います。
大阪杯で上りの速いレースで切れ負けしてますからね。
だけどバテずに長くいい脚が使えると思っているんだと思います。
だから後3F目でのトップスピードラップにして、後続を寄せ付けない流れを作っているんだと思われます。

そして今回もきっと「東京コースを粘れたんだから、中山でも大丈夫」だと考えるはずです。
でも東京コースは後3F目は4角終わり付近ですが、中山は3コーナー入り口が3F目になります。

2001年以降の有馬記念のラップは基本的に後2Fがトップスピードになるケースが殆どです。
平均ラップでもそうなります。

カーブの入り口でスパートをかける騎手はなかなかいないと思います。
となると武騎手は2択を迫られます。
後4Fでスパートするか、後2Fでスパートするか。

個人的な推測では、前述の発言も踏まえると後4F目からのスパートを選択するのではないかと思っています。
中山の直線は短いですし、3-4角はカーブなので後続の馬が一気に追い上げることも難しいと考えるのではないでしょうか。

そうするとどうなるか
下記は有馬記念の平均ラップです。
6.93-11.46-11.83-11.93-12.34-13.01-12.91-12.42-11.93-12.13-11.81-11.51-12.16
後5Fが後4F目より早くなっているのがわかりますかね。
これ中山のコース特性で、ちょうど後5F目が下り坂の一番下なんです。
なので自然と後5F目が速くなります。

有馬01

という事は実質後5F目からのスパートになります。
今年のキタサンブラックも(結果的に)後5F目から徐々にスパートすることになると推測されます。


過去の有馬記念で
・後5Fから速くなり
・道中は13秒台の無い
・後2F目が11.6以上の穏やかな加速ラップ
に該当する年を調べてみると

■2009年
6.8-11.0-11.2-11.3-11.9-12.3-12.6-12.3-12.5-12.1-12.0-11.7-12.3
この年なんかはかなりイメージに近いと思ってます。
この年の結果は
有馬02
先行馬はほぼ壊滅でブエナだけ粘り、上位は差し・追い込み決着です。


■2013年
6.9-11.1-12.3-11.6-12.4-12.8-12.4-12.0-11.8-12.3-12.6-11.8-12.3
この年の結果は
有馬03

上位はマクリと追い込み馬です。

前述したようなラップになると先行馬には厳しいラップになる傾向があります。
ちょっと不安になりませんかね?

でも安心してください。道中に13秒台が入る様なラップになればこの限りではありません。
なので、この話はこんな風なラップになったらという仮定のお話です。

でも、それよりもっとキタサンブラックが危険と思えるデータがあります。


③JCで逃げた事
なんだそりゃと思う方もいるかもしれませんが、まずはこのデータをご覧ください。
◆前走3角別集計
レース名:有馬記念G1/前走レース名:JCG1
集計期間:2001.12.23 ~ 2015.12.27
-----------------------------------------------------------------------------
前走3角 着別度数 勝率 連対率 複勝率
-----------------------------------------------------------------------------
3角1番手 0- 0- 1- 0- 0- 6/ 7 0.0% 0.0% 14.3%
2番手以内 1- 0- 1- 0- 1- 15/ 18 5.6% 5.6% 11.1%
3番手以内 1- 0- 1- 0- 2- 19/ 23 4.3% 4.3% 8.7%
4番手以内 1- 0- 2- 1- 3- 21/ 28 3.6% 3.6% 10.7%
5番手以内 2- 0- 2- 2- 4- 24/ 34 5.9% 5.9% 11.8%
7番手以内 4- 1- 2- 2- 7- 32/ 48 8.3% 10.4% 14.6%
10番手以内 5- 2- 3- 6- 8- 41/ 65 7.7% 10.8% 15.4%
-----------------------------------------------------------------------------
上記のデータは有馬記念で前走JC組の3角(マクリの馬がいるので)の位置取り別の、有馬記念での成績です。
※以内になっているので注意

まず、逃げ・先行馬の成績がかなり悪いことがわかります。
3角4番手以内の馬が28頭いて、3着以内に入ったのは3頭(1着1頭、3着2頭)だけです。
決して人気が無かったわけではないです。
◆人気別集計
レース名:有馬記念G1/前走レース名:JCG1/前走3角:4番手以内
集計期間:2001.12.23 ~ 2015.12.27
-------------------------------------------------------------------------
人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
-------------------------------------------------------------------------
1番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
2番人気 1- 0- 0- 0- 2- 3/ 6 16.7% 16.7% 16.7%
3番人気 0- 0- 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
4番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
5番人気 0- 0- 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0%
6番人気 0- 0- 1- 0- 0- 1/ 2 0.0% 0.0% 50.0%
7番人気 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
8番人気 0- 0- 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
9番人気 0- 0- 1- 0- 0- 1/ 2 0.0% 0.0% 50.0%
10番人気 0- 0- 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
11番人気 0- 0- 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0%
-------------------------------------------------------------------------
2番人気が6頭、3番人気が1頭いての成績です。

常識的に考えて何かしらの原因があると考えるべきです。
先に申し上げるならその原因は疲労だと思います。


馬券になった3頭を見てみます。
2001年 トゥザヴィクトリー(3着)
     JCを逃げましたが14着(6.7秒差)の大差負けです。
     これでは疲労は残らないですよね。
2010年 ヴィクトワールピサ(1着)
     まず3歳馬です。
     そもそも有馬記念が3-4歳が有利なのは、瞬発力戦だからではなく疲労の蓄積が少ないからです。
     若い馬の方が疲労が抜けやすいことは数々のデータが証明しています。
     先日紹介した5歳馬がJCに出走しなかった馬だけ集めると3歳4歳馬とそん色ない成績だという事からも
     若い方が疲労が抜けやすいことを表しています。
     そしてこの年はPCI3が59.07とスローの年でした。
     後3Fも11.7-11.1-11.8です。
     上り1位も33.8です。
     疲労の影響が少なかった年だからと考えています。
2011年 トゥザグローリー(3着)
     この年は2001年以降最高にPCI3が高い超スローの年です。
     後3F:11.4-11.3-11.3です。
     上り1位は33.2です。
     またトゥザグローリーはJCで11着(0.8秒差)に負けたいたことも疲労を少なくしたのかもしれません。

こうしてみると、JCといいうのは物凄く疲労を残すレースというのがわかります。
そのJCで先行した馬はより(後から差した馬より)疲労が溜まります。
それが有馬記念のまでの中3週では抜けきらないんだと思われます。

サービスで申し上げるとJCで先行して4着のゴールドアクターも5歳という事もあり、かなり危険だと思います(笑)

いや、キタサンブラックはG1を2勝してJCも快勝したほど強い馬だから大丈夫だという考えもあると思います
私は決して買うなとは申しません。
しかし2003年、宝塚3着>京都大賞典1着>JC1着の全く同じ戦績のタップダンスシチー(有馬記念8着)の実例もあるので過信は禁物だと申し上げているだけです。

私がキタサンブラックが凡走するかもと言っている理由が少しはわかっていただけましたか?






実はもう一つキタサンブラックが極めて高確率で凡走する可能性を示唆するデータがあるのですが、それは秘密とさせていただきます。
上記の分析も他では見ることのできないかなり興味深いものだったと自負しております。


まあ、有馬記念ですから自分の好きな馬や今年1年お世話になった馬から買うのが良いと思います。

予想の印は日曜日のお昼過ぎにでもまたブログで発表したいと思います。
それでは皆さん「GOOD LUCK!」



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