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【コース分析】新潟芝1000m

新潟芝1000mについて、少し勘違いしていたかもです。



新潟芝1000mと言えば、絶対的なスピード競争で持続力戦のイメージがありますが
いろいろ調べていくと少し違うようです。

■ラップのグラフ
次のグラフは新潟3歳以上1000万7-8月良馬場(2006年以降)のラップを
芝1000mと芝1200mで比較したものです。
アイビス01

1000mは1Fラップが足りないので破線で補完してます。

まず、新潟芝1200mと芝1000mは後3Fの約600mを同じコースを走ります。
○最初の1Fのタイムはほぼ同じです。
○後4Fは芝1000mの方が圧倒的に早いです。

もし、新潟芝1000mが最初から飛ばして消耗型のレースなら、芝1000mの後半のタイムは芝1200mよりも遅くないとおかしいはずです。芝1000mの方が早いという事は、新潟芝1000mは新潟芝1200mよりもスローペースのレースという事になります。


■PCI3
次に同じ条件でPCI3も比較します。
PIC3の意味はググってくださいw
アイビス02

この表でも芝1000mの方がPCI3の数値が高いです。
つまり芝1000mの方がスローという事を示しています。


少なくともこれまでの分析からは
新潟芝1000mのレースは芝1200mよりもスローの上がり勝負になりやすいという事が言えます。

本当でしょうか。

例えば今年のアイビスSDで、現時点で前売り1番人気のネロ
新潟芝1000mが得意な馬です。
この馬の戦歴を見ると

アイビス03

最も強い勝ち方をしたのは、京都芝1200mの京洛Sです。
京都芝1200mは瞬発力戦になりやすいコースで、このレースのPCI3も51.27です。


また、今日行われた閃光特別(残念ながら外したレースですが)
2着に入ったワラッチャオ(9人)は、主に1400m以上を使われていた馬です。
3着のパンプルムース(8人)もダート実績馬ですが、D1200mより、D1400m以上で好走していた馬です。


■福島芝1200m
何度か新潟芝1000mは福島芝1200mと相性が良い事をこのブログで取り上げてきましたが
1000万条件の6-8月良馬場で、新潟芝1200mとラップを比較しますと
アイビス04

両者を比較すると、福島芝1200mの方が、最初の1Fはスローで入り
後半4Fは新潟芝1200mよりも速くなります。

新潟芝1000mも最初はスローで入って、後半速くなるラップでしたよね。
この感じが新潟芝1000mと福島芝1200mの相性が良い原因なのではないしょうか。


アイビスSDの後4Fの平均は42.575です。
後半4Fが速いレースで好走実績のある馬がアイビスSDで好走するかもしれませんね。


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