第76回皐月賞(回顧)
世紀の1戦と盛り上がった今年の皐月賞ですが
終わってみれば8番人気の伏兵が勝つという意外な結果に終わりました。
少し皐月賞を回顧します。
まず、土曜日の馬場は先週と似たようなものだったと思います。
中間の雨の影響はさほど感じられませんでした。
日曜日に小雨が降ることが予想されており
芝のレースを注視してましたが
これはちょっとまずいなと思ったのは9R鹿野山特別が終わった時。
勝ちタイム 2.00.1
12.7-11.5-12.0-11.9-12.5-12.4-12.2-11.8-11.2-11.9
近5年の同時期のレースのタイムは

まあ、例年通りのタイムと言えます。
そして上記1000万と同日の皐月賞のタイムが次の通り

これは1分58秒台前半が十分あり得るなという推測が成り立ちます。
実は私はこの時点で皐月賞の馬券を買ってました。
締め切り間際に混雑する窓口で買いたくなかったので。
雨が降っても最悪でも稍重程度と判断した時点で買い目の変更必要なしと判断したんです。
しかし、週中に雨天が予想されていたので
58秒台前半のケース想定を全くしていませんでした。
9Rのタイムを見た時点で、「これはやばい・・・。」と頭の中でキンコンキンコン鐘が鳴りました。
今日Twitterで「あまり勝ちタイムが速くならないで欲しい」とつぶやいたのもその時です。
古くから私のブログをご覧の方はご存知ですが、58秒台で決着する時はマイラータイプの馬が好走しやすくなります。
最近でこそ某大型掲示板でも似たような発言を見かける様になりましたが、私自身はかなり前から提唱していました。
もし、マカヒキが3着以下に負けるケースがあるとしたら、58秒台前半のマイラー向きの流れになった時だと、その時改めて気づかされました。週末に天気が崩れる前提でしか予想をしていなかった事に、その時初めて気がつかされました。
皐月賞が58秒台で決着した時の前走距離別成績をご覧いただきます。
◆前走距離別集計
集計期間:2002. 4.14 ~ 2015. 4.19
-----------------------------------------------------------------
前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率
-----------------------------------------------------------------
1600m 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0%
1700m 0- 0- 0- 0/ 0
1800m 4- 1- 2- 28/ 35 11.4% 14.3% 20.0%
1900m 0- 0- 0- 0/ 0
2000m 1- 4- 3- 38/ 46 2.2% 10.9% 17.4%
2100m 0- 0- 0- 0/ 0
2200m 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
-----------------------------------------------------------------
前走1800m組が好成績です。
実は前走2000m組も戦歴を見ればマイラータイプの馬が多く、2000mしか経験の無いマカヒキの信頼性が落ちるのは明白でした。
<参考>
58秒台決着の皐月賞3着以内馬
ドゥラメンテ
リアルスティール
キタサンブラック
ロゴタイプ
エピファネイア
コディーノ
アンライバルド
トライアンフマーチ
セイウンワンダー
ダイワメジャー
コスモバルク
メイショウボーラー
ノーリーズン
タイガーカフェ
タニノギムレット
昨年は少し例外ですが、それ以外はほとんどマイラータイプの馬です。
1着馬は
ドゥラメンテ
ロゴタイプ
アンライバルド
ダイワメジャー
ノーリーズン
で次走ダービーの成績が
◆レース名別集計
本レースより後の1走
集計期間:2002. 5.26 ~ 2015. 5.31
ソート:着別度数順
-------------------------------------------------------------------
レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率
-------------------------------------------------------------------
東京優駿G1 1- 0- 0- 4/ 5 20.0% 20.0% 20.0%
-------------------------------------------------------------------
ドゥラメンテという例外はいますが、ダービーで凡走率が高い傾向は伺えます。
それで、慌てた私は急きょ3連単の3着紐で前走1800m重賞の3頭、⑤⑭⑱の馬券を少額買いました。
しかし、⑱が1着になるとは。
皐月賞は年々高速化している傾向が伺えます。
(馬場が高速化しているのが一番の原因だと思います)
今後も前走1800m重賞組を警戒する必要があると感じた今年の皐月賞でした。
サトノダイヤモンドも前走1800m重賞ですが、厳しいペースへの慣れがなかったのでダービーでは巻き返してくると思います。
ディーマジェスティはTwitterでつぶやいた通り、未勝利>共同通信杯1着というキャリアをもっと評価すべきでしたね。
但し、ダービーに対応できるのかどうかはまだ私には判断がつきません。
ひょっとしたらマイラータイプの可能性も疑ってます。
リオンディーズはあのペースで4着入選まで踏ん張ったのですから、強いと思いますが
やはり休み明けを1度叩いた今回もかかってしまった気性が心配ですね。
内枠を引いて前に壁が作れるのが理想でしょうか。
<おまけ>
1分58秒台の皐月賞で、上り1位で3着以内に入った馬のダービーでの成績は
◆レース名別集計
本レースより後の2走
集計期間:2002. 5. 4 ~ 2016. 2.28
ソート:着別度数順
-------------------------------------------------------------------
レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率
-------------------------------------------------------------------
東京優駿G1 2- 0- 0- 2/ 4 50.0% 50.0% 50.0%
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勝つか負けるかのどっちかですw
マカヒキの巻き返しに期待したいと思います。
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コメントの投稿
マカヒキも外枠が良かったですね!
枠連なら的中でしたが、後の祭り(TT)
枠連なら的中でしたが、後の祭り(TT)
No title
厳しいペースは慣れの問題が大きいでしょうから、経験があったディーマジェは有利だったのでしょうね。
ダービーは違った展開になるでしょうから、また違う能力を求められるでしょうね。
ディーマジェが案外長い距離で脚が鈍る可能性は自分も疑っています。
ダービーは違った展開になるでしょうから、また違う能力を求められるでしょうね。
ディーマジェが案外長い距離で脚が鈍る可能性は自分も疑っています。
Re: No title
鯛めしうまいさん
共同通信杯は厳しいペースでした。
あの経験が生きたと私も考えています。
但し、未勝利からいきなりあのペースに対応できた素質も認めないといけないと考えています。
もちろんダービーは全く別の適性も必要になると思っています。
共同通信杯は厳しいペースでした。
あの経験が生きたと私も考えています。
但し、未勝利からいきなりあのペースに対応できた素質も認めないといけないと考えています。
もちろんダービーは全く別の適性も必要になると思っています。