第76回桜花賞（予想記事のプロローグ）
他にも予想したいレースがあるので、一旦現時点で区切りをつけます。
まず、今年の桜花賞はハイペースなのかスローペースなのかという点ですが
今日の馬場状態を見る限り明日は高速馬場は避けられそうにありません。
恐らく勝ちタイムは33秒台の前半から回復具合によってはまた32秒台も出るかもしれません。
その前提で、中盤が締まった流れになった場合はスローなのかハイペースなのかという判断をどうするかなのですが
私はスロー（瞬発力戦）だと判断します。
その理由はコメント欄にも書いたのですが
今日の阪神牝馬Ｓ
ほとんど前予想はしていなかったのですが、逃げ馬不在なのでスローの公算が高いと思っていました。
では、阪神芝1600mでスローの場合どういう馬が好走しやすいのか考えた場合に
今年から阪神牝馬は芝1600mになったので、OP特別の六甲Ｓを参考にしました。
以下はターゲットによる六甲Ｓのレース検索画面ですが
PCI3の項目をご覧いただくと緑色の年が２回あります。
ターゲットをお持ちでない方はわからないかもですが、この数値が大きいほどスローだったことを示します。
なので、六甲Ｓは13年と16年がスローだったという事になります。
では、この２年の前走距離別成績を見てみます。
３着以内馬の６頭中５頭が前走1800mの距離短縮組です。
実は残りの１頭も２走前は1800mに出走して馬でした。
この辺りは普段私が提唱している理論と合致するので、皆さんもご納得いただけると思います。
さて、阪神牝馬Ｓですが、私はほとんど前予想をしていなかったので遊びで近走1800m以上で好走した経験のある馬から買うことにしました。
この画面はターゲットの出馬表画面で、1800m以上の戦歴だけ表示させたものです。
数値はターゲットのスピード指数を表してます。
一目で高い数値を記録している馬が⑥⑦⑧である事がわかります。
この３頭が１－２－４着です。
ちなみに３着に入ったウインプリメーラも４戦以上前なら1800mを安定して90以上の指数を記録していたことがわかります。
５着ココロノアイも距離短縮組です。
馬券は惜しくも外してしまいましたが、狙いは悪くなったように思えます。
さて、この阪神牝馬は速い馬場の恩恵もあり
12.8-10.8-11.6-11.9-11.8-11.1-11.3-11.8
という澱みの無いラップで、前３Ｆ－後３Ｆが35.2-34.2、勝ちタイム１．３３．１でした。
単純にラップと勝ちタイムだけ見るなら、締まった流れで速い勝ちタイムです。
しかし、前半３Ｆと後半３Ｆは後傾ラップで距離短縮組が上位に来ています。
という事は、高速馬場の場合に一見締まった流れに見えるラップでも
実は後３Ｆが失速していない限り瞬発力戦と判断していいのではないかと。
またさらに付け加えるなら、高速馬場の場合道中の肉体的負担が軽いので、自然と後傾ラップになりやすいのではないかと。
これを裏付けるために過去の桜花賞を見てみます。
これも過去記事データの焼き直しですが
注目はタイム欄の33秒台の速いレースの箇所です。
全部で４回ありますが、ハープの年は大逃げで実質かなりのスローです。
実際には速い勝ちタイムで前傾ラップになったのは11年のマルセリーナの年だけで
残りは後傾ラップになり、チューリップ賞上位馬がそのまま桜花賞で上位に来ています。
この点からも速い勝ちタイム＝持続力戦ではないという事が裏付けられてます。
むしろ高速馬場の恩恵で瞬発力戦になりやすいと考えるべきではないでしょうか。
最後に紹介するデータも過去記事の焼き直しですが
この表は前３Ｆと後３Ｆのタイム差別に１－３着馬の距離別キャリアをまとめたものです。
当たり前の話ですが、前傾ラップほど1400mや1200mの実績をもった馬が馬券になっています。
逆に後傾ラップほどＣＤのキャリアを持たない馬が上位に来ています。
これまでの考察を踏まえるならば
もし明日高速馬場になるという前提で予想をすると
1600m以上のキャリア（OP１着か重賞２着）を持ち、チューリップ賞の１－２着馬を重視する必要があるという事になります。
過去記事にも書いてますが
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瞬発力戦になるなら、過去の日記でも紹介した通り
１－２着は次の馬で決まっています。
○チューリップ賞の１－２着馬
○前走OP以上＆芝1600m以上１着馬
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こういう視点で、明日の馬場状態を見ながら桜花賞の予想をしたいと思います。
だいぶ丁寧に書きましたが、皐月賞はもう買う馬が決まっているので
手抜きというか、日曜日の朝に予想記事だけの予定ですｗ
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