第76回桜花賞(レース特性)

偶然の的中ではなく、必然の的中を目指すために
桜花賞というレースを過去記事のデータを踏まえつつ少し掘り下げてみます。


まず、トライアルであるチューリップ賞と桜花賞の”違い”について考えてみたい。
同じコースで時期もそれほど変わらないが、少し求められる特性が違う。

■平均ラップの比較
下のグラフは桜花賞とチューリップ賞の良馬場平均ラップを比較したものである。
桜花賞01

簡単に説明すると、桜花賞の方がペースが速く、上りが遅い。
昨年の超スローを含めてもこの結果なので、実際はもう少し開きがある。

何度も申し上げている格が上がるとペースが上がって上りが遅くなるという図式がここでも体現されている。
だからどうしたという声もあるかもしれないが、実は非常に重要なポイントなのではないかと思っている。


■チューリップ賞と桜花賞の関連性
次にチューリップ賞の関係性について興味深い着眼点がある。
14年の予想記事でも書いたように
第74回桜花賞(予想)
瞬発力戦ならチューリップ賞の上位馬が好走することを指摘した。
結果見事に本線的中だったのだが
当時紹介したデータの更新版を紹介する。
桜花賞02

上記の表は新たにPCI3をの数値も追加している。
この表で気が付くのは
「PCI3が56を超えている年は桜花賞で好走できていない。」
という点である。
例外は07年のウオッカの年でこの年はウオッカとダイワスカーレットが3着馬を1秒離して楽勝した年である。
その年以外の3年は少なくとも上位3頭から桜花賞3着以内は出ていない。

そして今年もこのPCI3が56を超える年に該当している。←重要

この理由は、最初に述べたチューリップ賞よりも桜花賞のペースが速くなることで
チューリップ賞の中でもスローペースで好走した馬は、桜花賞の厳しいペースに対して適性が低かった、あるいは経験値が足りなかったという風に考えることはできないだろうか。

これが、桜花賞がスローが予想される場合は、それでもチューリップ賞上位馬が好走する可能性も高くなりそうだが
メジャーエンブレムが5番を引き、その外にビービーバーレル、アッラサルーテ、ジープルメリアがいる関係で
最低でも番手の位置くらいでレースを進めたいメジャーエンブレムはスタート直後に外からかぶされないように押して出ていく必要が出てきた。
枠順確定後もペースはどちらかといえば速くなる方の可能性が高いように思える。

となると、過去の傾向からは恐らく2-3番人気を占めるであろうチューリップ賞の上位2頭関しては、(かなりの人気を集めるだけに)少し疑ってみる必要がある気がしている。
(※あくまでもチューリップ賞の結果だけから判断した場合)


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賭神様

お久しぶりです。今年の桜花賞は興味深いので、僕も注目していました。賭神様の記事を見て一点気になったのでコメントさせていただきます。

今年のチューリップ賞は、本当に終い重点のキレ味勝負だったのでしょうか?上がり3ハロンをそう感じますが、このレースは1:32.8というとんでもない走破タイムで決着がついています。道中4ハロンは46.8です。超高速馬場だったことも含めて考えなければなりませんが、僕はどちらかといえばこのレースは、道中もある程度締まった展開のレースだったのではと感じています。そして、勝ち馬二頭、特にシンハライトはオークス向きと言われていますが、本当は基本的なスピード能力が高い、かつ、終いも伸びるというマイル・短距離向きの馬なのではと感じています。そうであれば、今年のチューリップ賞上位組は、賭神様の考える桜花賞適正にもそれなりに合致するのではと思ったのですが…どうでしょう?

今年の桜花賞の有力馬三頭は、いずれもびっくりするくらいのコースレコードを持っています。これらは超高速馬場ゆえの走破タイム(特にチューリップ賞)と思っていますが、これをどう考えるのかが非常に難しい。桜花賞は、賭神様も予想するように、道中がより締まったレースになるというのは同感です。こういうレースでは、短距離向きの馬が好走すふと考えており、それに該当するのはどの馬かという視点から考えるべきという予想まで辿り着いたのですが…取捨選択が非常に難しい。何かしらのアドバイスがあれば是非いただきたいところです。よろしくお願い致します。

連投で失礼致します。

賭髪様

今年の桜花賞出走馬のステップレースについても、もし宜しければ御助言頂けると幸いです。特に阪神JFですが、この扱いがよく分からない。阪神JFで好走のウインファビュラスはチューリップ賞で惨敗、ブランボヌールも惨敗です。他方、阪神JFで好走とまでは言えなかったアットザシーサイド、キャンディバローズはフィリーズレビューで好走しています。

これらをみると、2つの仮説が成り立つ気がします。

阪神JFは短距離馬向きのレースではなかった

阪神JFとチューリップ賞のレースレベルがそもそも違った

この2つが正しいのであれば、やはりチューリップ賞組は怖い、そして、その他路線で桜花賞でも好走するとすれば、メジャーエンブレムは当然のこと、アットザシーサイド、キャンディバローズ、ソルヴェイグあたりなのではないかという事です。

賭神さんのように厳密なデータに基づくものではなく、賭神さんからすれば薄っぺらい考えに感じるかもしれませんが、何かしらのアドバイスをいただけたら幸いです。宜しくお願い致します。

Re: 賭神様

ひまわりばっちさん


お久しぶりです。
私も同じような疑問は持っています。
チューリップ賞はそもそも、瞬発力戦とか持続力戦という表現は当てはまらない
仮にスピード戦ともいうべきレースなのかもしれません。

但し、個人的には道中がどんなに緩んでいなくても、勝ちタイムが速くても33秒で上がれるならば
底力が問われたレースではないと考えております。

また今日阪神牝馬Sが行われ、1.33.1の速いタイムの決着になりました。
ミッキークイーンは上り33.3の足を使っています。
このレース私はツイッターでも買い目を公開しましたが
3連単で⑥⑦1-2着固定の、3着が④⑧でした。
この買い目にした理由はこれといった逃げ馬がいないので、スローになるんじゃないか。
スローなら1800mの実績のある馬が好走しやすいんじゃないかという仮説のもとに予想をしました。
これは、六甲SのPCI3がスローの時の1-3着馬の前走距離をしらべて裏も取ました。

なので買い目に入れていた馬は近走1800m以上の実績のあった馬です。
結果的に偶然かもしれまませんが惜しいところまで近づけました。

このレースもスピード戦と仮定しても、PCI3は55.33で平均~ややスロー気味だと思います。
そして1800mの実績のあった馬が人気にこたえ、短距離からのストレイトガールは凡走しました。
このレースも何かヒントになるかもしれません。

Re: 連投で失礼致します。

ひまわりばっちさん


私も凡人でわずかな手がかりをベースに仮説に仮説を重ねて推理しているに過ぎません。
当然間違っていることも多々あります。
その前提で話すならば
個人的には、阪神JFは前傾ラップで先行馬に厳しかったレース。
これはメジャーエンブレムの次走の高パフォーマンス
アットザシーサイドと(先行した)キャンディバローズの着差が大幅に縮まった点
デンコウアンジュとクロコスミアの着差がチューリップ賞でもほぼ同じ事から
阪神JFの方がわずかにレベルが高い&チューリップ賞も先行馬に厳しい流れだったのかもしれない
という推測も成り立つのかなと。

またシンハライトは紅梅Sよりチューリップ賞でパフォーマンスを上げた気もするので
1400mがベストという気はしません。

ウインファビラスやブランボヌールの凡走は3歳馬なら1度や2度の理由不明の凡走は良くあるので気にしない方が良い気がしています。

ポイントは明日の阪神の馬場がどの程度高速馬場になるのかも重要な気がします。

何分私もまだこれからの予想なので回答になっていないかもしれませんが、お許しください。

返信ありがとうございます。

賭神様

詳細な返信ありがとうございます。追記された予想記事も含め、非常に参考になりました。

賭神さんの記事、コメントを参考に、有力馬三頭の過去のレースを中心にラップや走破タイム、各地点の位置取り等を改めて数字にて確認してみました。結果導かれた結論は、

よく分からない、スッキリしない

でした(笑)

そこで、実際にレース映像を観てみることにしました。そこで特に感じたことは、

今年の桜花賞は荒れない

という事でした。
展開等で着順がひっくり返る場合というのは、ある程度能力が拮抗関係にあるからですよね。メジャーエンブレムに関しては、この馬がこれまでに負かしてきた馬との間には歴然とした能力の差があると思います。基本的なスピードがまるで違います。そしてこの強みは、桜花賞の平均ラップから明らかな通り、桜花賞を勝つ上で求められる強みです。アルテミスではデンコウアンジュに負けましたが、これはルメールがこの馬の強み(基本的なスピードが速いため道中はかかるように感じてもそれはこの馬にとっては普通)を把握し切れておらず、道中手綱を引っ張って抑えてしまったが故だと思います。この馬が自分の強みを知り、鞍上もそれを把握している今、よほどの成長差がない限りこれまでに負かしてきた馬に負けることはないと思いました。したがって、スタートで出遅れさえしなければ、特に、抜群のスタートを切ってしまえば、この馬が勝つ可能性は極めて高いというのが僕の結論です。

シンハライトやジュエラーも基本的なスピード能力が高く、桜花賞にて強い力を発揮できる馬であることは間違いないと感じます。多分、この馬達も、自身がチューリップ賞で負かした馬には余程の不利がない限り負けないと思います。チューリップ賞3着以下の馬とはそれ程大きなタイム差はありませんが、前が止まらないレースで後方から差しきったわけですから、競争能力にはそれなりの差があると思われるからです。問題のメジャーエンブレムとの力関係は、正直分かりません。デンコウアンジュやブランボヌール、ウイン等を物差しに考えれば良い勝負が出来そうだ、とは考えられる位ですかね。

色々難しく考えてきましたが、実際のレース映像を観て辿り着いた結論は、世間での桜花賞についての見解とほぼ同じというものでした(笑)走破タイムがあまりにも驚愕だったりするので様々な疑問が出てしまいますが、今回の桜花賞予想の本質は、

レースを観れば普通に辿り着ける結論が妥当と思われる程堅い=世間一般的な素人感覚で考えて問題ない

という簡単なものなのかもしれません。結果がどうなるのかは蓋を開けてみなければ分かりませんが…

長文失礼しました。相手をしてくださってありがとうございました。
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