第47回函館2歳S(ラッキーボックス)
しばらく3コロはお休みにしたいと思います。
誰しも競馬初心者の時代が必ずあり、その時に競馬を教えてくれた先輩がいるものです。
その時に競馬の格言めいたことも教わります。
曰く「夏は牝馬」
曰く「〇〇コースは外枠が不利(有利)」
等です。
実際にそういうケースが多い事もあるので、なるほどな~と納得してしまいがちなのですが
中には結果論で、根拠も無くまるで嘘っぱちなものもあります。
私のブログの中でも「根幹距離非根幹距離」の区分への疑問やハイペースほどスタミナが必要等のいい加減な格言みたいなものを否定してきました。
競馬をやっている人は殆どの人が負け組みですから、そんな人の言葉を鵜呑みにしてはいけません。
常に何が正しくて、何が間違っているのか
因果関係も含めてきちっと理論立てて考えていくことが重要だと思います。
このブログでも何度か距離によるレベル差があることを申し上げてきました。
時期による勝ち上がりでもレベル差があります。
2-3歳戦は基本的に大半の馬がクラッシックを目指して切磋琢磨するために、裏街道の路線はレベルが低くなります。
ここまでが前振りになりますw
さて、よく言われる格言めいたものに「2歳3歳では初遠征は不利」という言葉があります。
確かにデータを調べてみても、人気を集めた初遠征馬がコロっと負ける場面があります。
理由として輸送による体調変化があげられますが、果たしてこれは正しいのでしょうか。
実際函館2歳Sの前走の開催場所別成績を見ると
◆前走場所別集計
集計期間:2001. 7.29 ~ 2014. 7.19
-----------------------------------------------------------
前走場所 着別度数 勝率 連対率 複勝率
-----------------------------------------------------------
札幌 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
函館 13- 12- 9- 12- 10- 93/149 8.7% 16.8% 22.8%
福島 0- 0- 1- 0- 1- 8/ 10 0.0% 0.0% 10.0%
新潟 0- 0- 1- 0- 0- 5/ 6 0.0% 0.0% 16.7%
東京 0- 0- 1- 1- 0- 2/ 4 0.0% 0.0% 25.0%
中山 0- 0- 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
中京 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
京都 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
阪神 0- 1- 1- 0- 0- 2/ 4 0.0% 25.0% 50.0%
小倉 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
地方 0- 0- 0- 0- 1- 7/ 8 0.0% 0.0% 0.0%
海外 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
-----------------------------------------------------------
前走函館組が圧倒的です。
しかし、阪神組も数は少ないですが好成績です。
距離は遠く長距離輸送になるにも関わらずです。
ちょっと視点を変えてみます。
自分が好成績を収めている相馬眼のある調教師だとして
今年、自厩舎に2歳馬で短距離向きの素質馬がいたとします。
仕上がりも早かったとして、じゃ何処でデビューを考えるかというと
函館2歳Sを目標にして、逆算して函館で新馬デビューを考えませんかね。
つまり、同じ時期の函館芝1200m組と福島芝1200m組では、そもそもレベル差があるんじゃないかと想像されます。
短距離重賞を目指すものは函館デビューを考える。
だから、初遠征の輸送疲れが敗因の馬も中にはいるかもしれませんが、素質が違うということも原因ではないかという事です。
これはなら阪神組の成績が良い事も説明がつきます。
東京・阪神は中央開催なので素質馬が集まりやすいです。
東京は芝1200m戦が無いので、芝1400mや芝1600mを勝った馬は、新潟2歳を目指します。
阪神は芝1200mがあるので、函館2歳Sを目指す馬もいるわけです。
2歳馬にとって初遠征の輸送がほとんどの馬の負担になるのなら、阪神組の成績ももっと悪いはずです。
そうでは無いのなら、輸送の疲労の影響は巷で言われているより少ないと考えるべきではないでしょうか。
大体人間でも車に酔いやすい人でも一晩たてば大体回復しますしね。
ここで話をしてきて、ではラッキーボックスは消しなのかというと、全くの逆でこの馬の新馬戦の内容はかなり良い気がします。
福島芝1200m新馬(6-7月)を1.09.5以下で勝った馬は2001年以降
ラッキーボックスを含めて5頭います。
過去の4頭は次走全てOP特別で3着以内に入っています。
それらの馬のラップと比較してもラッキーボックスのラップは上位に入ると思われます。
(※但し当日は高速馬場)
歴代の福島芝1200mでもトップレベルの素質を感じます。
初遠征が理由で函館2歳Sで人気を落とすようならぜひ押さえたい1頭と考えています。

誰しも競馬初心者の時代が必ずあり、その時に競馬を教えてくれた先輩がいるものです。
その時に競馬の格言めいたことも教わります。
曰く「夏は牝馬」
曰く「〇〇コースは外枠が不利(有利)」
等です。
実際にそういうケースが多い事もあるので、なるほどな~と納得してしまいがちなのですが
中には結果論で、根拠も無くまるで嘘っぱちなものもあります。
私のブログの中でも「根幹距離非根幹距離」の区分への疑問やハイペースほどスタミナが必要等のいい加減な格言みたいなものを否定してきました。
競馬をやっている人は殆どの人が負け組みですから、そんな人の言葉を鵜呑みにしてはいけません。
常に何が正しくて、何が間違っているのか
因果関係も含めてきちっと理論立てて考えていくことが重要だと思います。
このブログでも何度か距離によるレベル差があることを申し上げてきました。
時期による勝ち上がりでもレベル差があります。
2-3歳戦は基本的に大半の馬がクラッシックを目指して切磋琢磨するために、裏街道の路線はレベルが低くなります。
ここまでが前振りになりますw
さて、よく言われる格言めいたものに「2歳3歳では初遠征は不利」という言葉があります。
確かにデータを調べてみても、人気を集めた初遠征馬がコロっと負ける場面があります。
理由として輸送による体調変化があげられますが、果たしてこれは正しいのでしょうか。
実際函館2歳Sの前走の開催場所別成績を見ると
◆前走場所別集計
集計期間:2001. 7.29 ~ 2014. 7.19
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前走場所 着別度数 勝率 連対率 複勝率
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札幌 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
函館 13- 12- 9- 12- 10- 93/149 8.7% 16.8% 22.8%
福島 0- 0- 1- 0- 1- 8/ 10 0.0% 0.0% 10.0%
新潟 0- 0- 1- 0- 0- 5/ 6 0.0% 0.0% 16.7%
東京 0- 0- 1- 1- 0- 2/ 4 0.0% 0.0% 25.0%
中山 0- 0- 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
中京 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
京都 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
阪神 0- 1- 1- 0- 0- 2/ 4 0.0% 25.0% 50.0%
小倉 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
地方 0- 0- 0- 0- 1- 7/ 8 0.0% 0.0% 0.0%
海外 0- 0- 0- 0- 0- 0/ 0
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前走函館組が圧倒的です。
しかし、阪神組も数は少ないですが好成績です。
距離は遠く長距離輸送になるにも関わらずです。
ちょっと視点を変えてみます。
自分が好成績を収めている相馬眼のある調教師だとして
今年、自厩舎に2歳馬で短距離向きの素質馬がいたとします。
仕上がりも早かったとして、じゃ何処でデビューを考えるかというと
函館2歳Sを目標にして、逆算して函館で新馬デビューを考えませんかね。
つまり、同じ時期の函館芝1200m組と福島芝1200m組では、そもそもレベル差があるんじゃないかと想像されます。
短距離重賞を目指すものは函館デビューを考える。
だから、初遠征の輸送疲れが敗因の馬も中にはいるかもしれませんが、素質が違うということも原因ではないかという事です。
これはなら阪神組の成績が良い事も説明がつきます。
東京・阪神は中央開催なので素質馬が集まりやすいです。
東京は芝1200m戦が無いので、芝1400mや芝1600mを勝った馬は、新潟2歳を目指します。
阪神は芝1200mがあるので、函館2歳Sを目指す馬もいるわけです。
2歳馬にとって初遠征の輸送がほとんどの馬の負担になるのなら、阪神組の成績ももっと悪いはずです。
そうでは無いのなら、輸送の疲労の影響は巷で言われているより少ないと考えるべきではないでしょうか。
大体人間でも車に酔いやすい人でも一晩たてば大体回復しますしね。
ここで話をしてきて、ではラッキーボックスは消しなのかというと、全くの逆でこの馬の新馬戦の内容はかなり良い気がします。
福島芝1200m新馬(6-7月)を1.09.5以下で勝った馬は2001年以降
ラッキーボックスを含めて5頭います。
過去の4頭は次走全てOP特別で3着以内に入っています。
それらの馬のラップと比較してもラッキーボックスのラップは上位に入ると思われます。
(※但し当日は高速馬場)
歴代の福島芝1200mでもトップレベルの素質を感じます。
初遠征が理由で函館2歳Sで人気を落とすようならぜひ押さえたい1頭と考えています。

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