第161回天皇賞(春)(阪神大賞典組)
今回は阪神大賞典組の分析です。
最も多く3着以内馬を出しているレースですね。
■レース間隔
阪神大賞典は6週になります。(中5週)
日経賞より1~2週多い間隔になります。
■レースラップ

全体的にラップが遅く、少なくとも2か所大きくラップが緩む箇所があります。
(全体平均ラップタイム)と(後5F平均ラップタイム)です。
阪神大賞典 (12.37)ー(12.05)
天皇賞春 (12.19)-(11.90)
天皇賞春とほぼ同じだった日経賞と比較すると、はっきりと遅いことがわかります。
※上りも遅いですが、波形は失速しておらず、最後1Fの変化も天皇賞春と変わらないので、スピードが出しにくいのだと思います。
■馬体重別成績

驚いたことに、馬体重が重い方が好成績とは言えない感じです。
4番人気以内で見ても

やはり日経賞のようには馬体重による成績さが感じられません。
・タイムが遅いから疲労が少ないのか
・レース間隔が少し長いから疲労が少ないのか
・両方なのか
いずれにしても、阪神大賞典組は馬体重を敏感に考える必要はないと思われます。
■脚質と上り順位

先行馬とマクリの馬の成績が良いです。
先行馬の中にも、隠れまくり気味の馬が何頭かいますので、ペースが遅い分道中でポジションを上げる余裕のある馬が天皇賞春を好走しやすいと言えると思います。
また上り1位に天皇賞春1着が多いので、日経賞と同様に脚を残せるスタミナというか余裕がある馬が良いと思います。
■最適化条件

4角4番手以内で上り1位の脚を使った馬の天皇賞春での好走率は高いです。
着外の2頭は
14年 ゴールドシップ
09年 アサクサキングス
です。
14年のゴールドシップは18番手の最後方からの競馬で、スロー展開の切れ負けですね。
09年のアサクサキングスは阪神大賞典が重馬場でレースラップが
13.0-11.7-12.7-13.0-12.7-12.6-12.3-13.1-12.9-12.8-12.9-12.9-13.4-13.5-13.7
最後の3F全部13秒台ですからね。
これは流石に疲労が残っていたのではないかと。
そして今年ですが、最適化の条件に合致している馬がいます。
ユーキャンスマイル
です。
昨年秋の天皇賞秋◎の負けを阪神大賞典で少し取り返しましたが
天皇賞春で利子をつけて返してもらいましょう。
ちなみに4角5番手以下で上り1位の馬の天皇賞春の成績は
◆レース名別集計
本レースより後の1走
集計期間:2007. 4.29 ~ 2013. 4.28
ソート:着別度数順
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レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
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天皇賞春G1 0- 0- 1- 0- 0- 3/ 4 0.0% 0.0% 25.0% 0 72
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該当馬は少ないですが、トーセンカンビーナには嫌なデータです。
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